地形と戦う系遊び用スクーターの整備です。
公道ラリーイベント参加用の改修作業です。
整備というよりは、根性試しだったかもしれない。
まずは、泥との格闘です。
オーナーさんも相当洗い込んできてくれて、そこからさらに
自分自身でも相当掃除してから作業台にのせましたが、
シートを外してみると、こんな有様。
やっぱりダートバイクと違って、袋状になっている部分が
多いのでありましょう。
ってか、四輪のラリー屋さんって、いつもこんな状態なんだろう
とか思うと、努力と忍耐の塊みたいな人達ですよね。
整備終わっても、実戦投入されたら瞬殺だし。
てな事で、再度外にだして、エアブローしてみたけど
キリが無いので、外でカバーを外した。
手がデロデロで写真撮らなかったけど、エアクリーナーボックスの
中も、ヤバいくらい泥だらけでした。
ともあれ、お掃除がメインでないので、作業をしないと。
まずは前後のタイヤを交換です。
そして、駆動系のカバーを外すと、また泥が詰まってました。
もう気が狂いそうです。
ウチの掃除機の中も泥だらけ(爆)
変速部分のケースを空けてみました。
中も泥だらけ&サビサビです。
内部を冷却する為に、空気が出入りするような構造に
なってますが、この遊びをするのであれば、なんらか対策が
要るですねぇ。
ベルトがザクザクになっていて、もう切れる寸前でした。
クラッチが滑るような感じで、うまく加速しない、
というお話だったのですが、おそらく主な原因はコレでしょう。
(クラッチのシューは、ケロッとしたもので、激減りって感じでは
なかったです。)
ちなみにこの個体、オドメーターは5万km程となっております。
分解した様子では、おそらく無交換であったろうと思われるので、
よくぞここまで保ってくれました、という感じです。
おそるべし通勤快速、アドレスV125G。
キックスターターは、ザクザクになって動かなくなって
いましたので、分解して組み直し。
点かなくなってしまったというヘッドライト、
ゴソゴソいじっている間に点くようになってしまいました。
一応、スイッチの接点を磨いてみて、
古い原チャリあるあるの、ヘッドライトバルブのソケットの
接点が減っちゃう&何か黒い物質に被われて、効率良く通電しない系も
疑われる見た目だったので、ハンダで盛り上げておきました。
(ちなみに、コレやると、結構ライトが明るくなるので、要チェックやでぇ)
てな事で、必要な交換部品が判明した所で、
大キライな部品番号拾いを終え、無事に注文完了。
入荷は来週前半になるって事なので、一旦仮組みしないと
ダメだなぁ。