やらかし魔神、ここに見参!
ヤマハ セロー250のエキゾーストパイプに、O2センサー取付け用の
ボスを溶接して欲しいというご依頼。
ボスは用意して頂いて、パイプにマーク済みという状態での
お預かりです。
パイプのマークを基準にして、ボスのセンターラインをケガいて
おいて、パイプに穴を開けます。
まー、この穴を、のたくって組まれているヘッドパイプの
狙った位置に開けるのがなかなか大変。
あの手この手でセットしてみて、良い方法を探します。
今回は上手い事ボール盤にフトコロに納まりました。
そして、割と薄物ステンレス溶接のキモとも思える
接合部の面合わせ作業。割とピッタリ合わせておかないと
後の溶接が面倒になるデス。
うーん、ピッタリに加工できた♡
さー、サッサとくっつけてしまおう!
と、思ってしまうのは世の常でございましょう。
面合わせ中、パイプをバイスに挟むのに邪魔になっていた、
パイプ取付け用のフランジの押さえ板をそのままに....
はい、やりました~!
板が無かった分、溶接作業は楽でした(笑)
あー、1時間15分くらいで終わった、まずまずだー
と思った矢先に、やらかした事に気が付いた時の
心拍数上昇ップリと手に汗握る感は、作業では久しぶり
でしたな(笑)
コレは無かった事にならんか~、と考えるも、どうにも
ならんですな(爆)
そーっと溶接ビード部分だけ削って、ボスを再利用
できないかとも考えましたが、そんな事やっている間に
サンダーの刃でエキパイに傷つけそうだし、仕上がりは
スッキリしないだろうし、急がば回れ。
てな事で、まずはボスを作製。
同じような長さになるよう、ソレっぽい数字で
削ってみました。
幸い、同じネジ規格のタップは持っていたので、
良かったですが、それでも下穴の条件が良く判らず
ナンダカンダで1時間半くらいかかっちゃいました(笑)
新しいボスが完成した所で、付けちゃったヤツをカッ飛ばし。
なんか久しぶりに外でガーガーやりました。
思えば、最近あまり切った貼ったさせて頂くようなお仕事
少なく無かったなぁ。この辺りで、もうかなり楽しく
なってきました(笑)
今度は忘れないように、フランジの押さえを確実に
通してからボスを溶接。
信じられないと思いますが、こういう事って
案外連続でヤルんですよねぇ。ヒトって焦るんデスねぇ(笑)
なんだカンダで、結局やりなおすのに3時間くらいかかりました。
放っておいても直らないし、誰もやってくれないから仕方ねぇ。
自分のバカさ加減がイヤになりますなぁ。
こんな時は、雇われさんだったら、上のヒトにお小言頂けるし、
誰かと一緒に仕事していたら、いじってもらえるんでしょうが、
一人だと結構キます。マジで。
お客様には事情を説明してお詫びしまして、何も言わずに
受け取って下さいました。あー、エガッタ。
と、いう事で、懺悔の文章をココに載せて、今回のやらかし作業を
終わりたいと思います。
皆様からの作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>