タイヤ交換祭り

↑タイヤ剥がしたの図

ご存知、A松御大のタイヤ交換祭り、本日開催。

 

↑ホイル単体でバランス調整の図

えー、ここでは過去にも何度か書いておりますが、
御大がご所望の新品タイヤ組み込み方は、ちっと独特です。
基本的には、バランス調整の為にホイルに張り付けるウエイト量を
如何にして小さくできるか、を目指す事であります。

てな事でまずは、新品の国産タイヤには大概付いている、
タイヤの一番軽い所マーク、海外製のタイヤには割と付いておらず、
まずは組み込むタイヤの一番軽い所を見つける作業から始めます。

手順は、タイヤを剥がしたホイル単体で、アンバランスを測定。
その場所と重さを記録した後、なるべくアンバランスが無くなるように
ウエイトを仮付けしておきます。

  

↑本番調整完了~の図
↑今回の最小ウエイトの図
タイヤとホイルの組み込み角を調整し、30gが5gに♡

次ぎに、無作為にタイヤを組み込み、アンバランスを測定。
すると、タイヤ単体のアンバランスの位置と重さを把握出来ます。

今回の場合、四輪車のリムに幅のあるホイルである為、
ダイナミックバランス調整(注)をおこなっており、
インサイド、アウトサイド用の二つの数値が得られます。

で、ここからが、この作業の一番のミソで、要はホイルの一番軽い
角度とタイヤの重たい角度(その逆でも良いけど)を合わせて
組み込めば良いのですが、インサイドとアウトサイドの
どちらの面を合わせれば、結果的に張り付けるウエイトの量を
小さくできるか、を選ばなければなりません。
(そうでない組み合わせの方が更に小さくなる事もありますが)

結構この作業を行っていると、訳が解らなくなってきて、
大概は後半グダグダになって、かなりアバウトになって来るので、
今回は早めに休憩を入れたり、作業方針決定結果は二者による
ダブルチェックを基本とするなど、工夫して挑んでみました(笑)
おかげ様で、過去イチ、割とスンナリ・スマートに作業を終え、
ご満足頂ける結果を出せたのではないか、と自負しております。

そうは言っても、作業後半には、タイヤをホイルの角度組み合わせを
アベコベにしたりと、ふがいない間違いを犯したのではございますが、
基本バイク屋である以上、タイヤ交換は二本までが限界である事は
致し方ない、という結論に達したのでありました(笑)

かなり時間かかりますが、このような方法にて作業を行って
みたい方、作業のご用命をお待ちしております。
<(_ _)>

(注)リムの内側のホイル回転軸と平行なウエイトを
張り付けられる事が可能なできる限り離れた任意の2点と、
ホイルの軸とが成す円を測定面として、それぞれの円弧の
どの角度にどれだけの重さを加えれば、アンバランスを
無くする事ができるかを測定する調整方法


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