KYBフロントフォーク スプリング交換

↑沈殿物の図
見えないけど(笑)

ヤマハのYZ125Xに組まれているカヤバ製の
フロントフォークの作業です。

 

↑ご用意頂きましたオイルとスプリングの図

セッティング変更で、フォークスプリングのレートを
高い物に入れ替えです。
スプリングもオイルもお客様がご用意下さいました♡
部品持込大歓迎です。助かりますぅ。

  

↑出て来たオイルの図
傾けるとソコソコ汚れているのhが良くわかります
↑特製ロングノズルエアガンの図
↑インナーチューブ内側拭き掃除ちうの図
↑カードリッジ内の隙間の油排出ちうの図

スプリングが、インナーダンパーの下に組まれるタイプです。
アウター側の油面が計れないヤツですねぇ。
油面のコントロールは、オイルを入れる時点での量の調整だけに
なるので、キッチリとコントロールしようと思うと、元々入っていた
油をチョッキリと抜き取らないとイカンです。ちょと気を遣います。

今回の品は、案外オイルが汚れていて、チューブの底にそこそ
汚れが沈殿しており、内面もそれなり汚れており、コレのお掃除も
なかなか手間がかかります。専用の長いノズルのエアガンと
チューブ内面拭き取り専用の木製の角材という、最先端科学の
粋を集めたような機材を使用しての作業となります。
脱脂剤で内壁面を流しては、底からエアで吹き飛ばし、
シコシコと拭いてを繰り返えすという、超高等技術の作業です。

掃除している間に、インナーダンパーの加圧用ピストンの
上側の空間に入ってしまっているオイルをなるべく排出すべく
これまた傾けて放置という高等技術を利用しての作業となります。
(笑)(笑)(笑)

 

↑新スプリング端面のマークの図
二本線が刻まれておりました
↑巻き径計測ちうの図
↑自由長計測ちうの図

こちら、作業の本筋とは関係ありませんが、
個人的な趣味で新旧スプリングの確認です。

新旧スプリングを確認すると、新しい方には
認識用に端面に溝が刻まれておりますが、
ホントに目的どおり硬いスプリングなのかは
確認しておかねばなりません。

計測値を計算した結果、新しいヤツの方が0.02kg/mm硬い
って事を確認。確かに一段硬めのスプリングっぺーすね。
(形状的には、線径は変わらず、線長が半巻分短くなってました)
うむ、満足。

ってか、この数字を取っておくと、フォークをショート
ストローク化したりとかのイタズラした時に合わせる
スプリングを探す時のデータになるデスよ。

 

↑お掃除完了チューブ内の図
↑フォーク組み立てちうの図
↑おNEWのオイルの図

てな事で、硬いスプリングを組み込み、新しいオイルを
入れれば作業完了。機械整備の常ですが、この作業も
9割方掃除が占めております(笑)

オイルはメーカー標準値での組み立て指示を頂いております。

 

↑フォーク下端の保護キャップの図
↑バリ取ったの図
↑作業完了~の図

最後にアンダーブラケットの先端に付ける
保護キャップの座面がボコボコになっていたので、
バリ取りしておきました
YZのフォークは、ED的な使い方をすると、この辺りをぶつけて
変形しちゃって、今回外したリバウンドアジャスターが
入っているキャップが外せなくなる、というトラブルが多いそうで、
このような保護キャップが用意されているんだそうです。
たしかに、このフォークも傷だらけになっておりました。
勉強になりました。

てな事で、中のお掃除、じゃなくてフォークスプリングの
交換作業コレにて終了~。
皆様からの作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>

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