チビトラック 排気温度センサー交換

↑まな板の上のDPFの図

昨日、定休日!
なんも気にせず、自分の作業です♪

 

↑圧力検出用パイプの図
コイツもサビサビ

ウチのチビトラック(日産のF24アトラス)の、死んでしまった
排気温度センサーの交換です。錆びて外せないので、
センサーが組まれているDPFごと外して来ました。

まずは、なにをやるにも邪魔な、DPF内の出入り口の差圧を
検出する為と思われるパイプ、コイツを緩めて向きを変えてぇス。

  

↑アセチレンガストーチの図
(ドラ風イメージで)

センサー同様、ナット部分をバッコリ折らないように、
いつもよりガンガンに暖めてから工具をかけてみましたが、
ビクともしません(笑) 
二次災害は無用との判断で、コレを断念。

 

↑本題のセンサーの図
↑見事惨敗の図

で、本題のセンサーの作業を開始。
なにはともあれ、折れちゃった部分を溶接。
とにかく圧力検出用のパイプ、邪魔(笑)

ウッカリ暖まって、スルンと回るのでは?
的なスーパースゥィ~トな考えは、マッハで霧散。

 

↑DPFと排気管切り離し作業との格闘ちうの図
↑錆び酷しの図

この時点で、何をどうするのかは判りませんが、
とにかく切った貼った作業確定って事と、今後の事もあるので、
サビサビでボルトが回る気配のしないDPFと排気管の接続部を
切り離す作業を開始。

が、ちょっとやってみて、全く勝てる気がしないので、
サッサと勇気ある撤退。ってか、ボルト類は全部ぶった切らないと
ダメそうなので、ヨサゲなボルトナットを用意してからでないと、
この作業が今日の話にならなくなってしまいます。

 

↑特設バトルステージの図
↑ぶった切りの図
↑ひっぺがしの図
↑カスだらけの図
↑まな板に戻るの図

で、どうすっぺかいろいろ考えた結果、センサーボスごと
切り取ってしまう作戦に決定。
DPF内部に入ってしまったカスは、エアブローで無かった事に
してまう方針で。ウッカリ残っていても、きっと排気で吹き飛んで
しまう事でしょう。(という希望的観測)

てな事で、外に持っていって、センサーボスをぶった切り。
なんか思っていたのと構造が違ってましたが、とにかく
切り取って、均して、内部を掃除。
なんでもそうですが、後片付けが大変です(笑)

パイプ内を掃除するのに、エアブローをしまくったのですが、
恐ろしい勢いで、超細かい黒煙が舞い上がりマクリ。
コレをまき散らしながら走っているのかと思うと、
ちょっと走るのが気が引けます。

  

↑加工ちうの図
↑試着の図

古い部品が取れたところで、新しい部品を作ります。
スーパー適当に行き当たりばったりで作ったので、
試着の結果、何だかナット的な部品の差し込みが
浅かったので、少々追加加工。

 

↑溶接前記念撮影の図
↑溶接完了~の図

で、溶接。
ボスは、アホでも確実にセンターが出るようにな形に
したので、何も考えずに溶接するだけ。
まー、フランジ側は狭くてトーチが入らず、若干苦労。

 

↑溶接後のタップ通しの図
↑ローバル塗布の図

溶接後のボスは、一応タップを通しておきました。
その昔、同じような事やって、タップを通さずに品物を
ねじ込んだら、ネジを喰わせて台無しにした事を思い出します。
(親方のお店の仕事でね。大迷惑な手下でした)

DPFは超高温になるので、無駄かもしれませんが、
新しいボス周辺と、その下流側には、防錆用に
ローバルを塗っておきました。
以前の作業時に塗っておいた部分は、見事に錆びが
成長してない雰囲気。ローバル、超ナイス。

  

↑ちらかしマクリの図

塗料が乾くまでの間、散らかしまくった道具類をお片付け。
アノ手この手を繰り出しまくったので、片付けも大変。
我ながら、上手く行かない作業への焦りップリがうかがえます(笑)

 

↑復元完了~の図
↑新旧センサーの図

塗料が何となく乾いたところで、カバーやステー類を組み付け、
いよいよセンサーを組み付け。
ネジ類は、全体的にスレッドコンパウンドを塗りまくって
組み付けました。この辺りの感覚は、二輪車と四輪車で
かなりイメージが違いますよねぇ。

  

↑組み付けちうの図

15時過ぎくらいから、ようやっと車体へ組み付け開始。
ナニゲにまだまだ外は暑く、大汗かきタロウ。
蚊にも襲われ、大変ムキー。

 

↑消えないエラーの図

で、早速エンジンを始動してみましたが、マサカの
エンジンチェックランプ点灯しっぱなし!(笑)

うげぇ、なんか見当違いな事やっていたのか、オレ?

 

↑オールクリアの図

そこから、もう大変。
エンジンの生データを診断機で見ながら、アッチのコッチの
センサーのコネクターを外したり付けたり。
でも、問題起こしていたセンサーと交換していたセンサーは
間違いなく同じである事は確認。温度も測られているようです。

さっぱり解決せず、インターネットで検索してみて判りました。
TAS学習なる作業を行わないとイカンらしいのですが、
なんかいろいろ検索してみると、制御系のセンサーの類が吐いた
フリーズフレームを消去する方法と、TAS学習なる方法は
同じ手順のようです。

ともあれ、メインキーとスロットルを操作する謎のコマンドを
打ち込み、無事にエラーは消去され、エンジンチェックランプも消灯。

 

↑排気温確認ちうの図
↑状況確認ちうの図
塗料が熱せられて若干クサい

やっとこ全ての作業が終わったのは18時半くらい。
お買い物ついでに、近所のホームセンターまで試運転。

チェックランプ点灯中は、おそらくずっとセーフモードで
走っていたと思われ、全く力なく走ってる様子だったので、
作業後は超絶パワフルに感じられました。

数キロ先のホームセンター手前で、DPFの浄化モードに入って
急激に排気温上昇。すぐに到着してしまったので、どのくらいまで
上がって安定するのかは見られませんでいたが、DPF前後の
温度計は同じく600度くらいまで上がってました。
どうやら新しいセンサーはちゃんと機能しているようです。

てな事で、チビトラックの修理、コレにて完了。
ちなみにコイツ、以前は新潟のJRで使われていたそうで、
車両の下回りは塩でサビサビなので、何でも無い事が
こんな面倒な事になっちゃんですねぇ。
あー、もー、面倒クサ(笑)

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