04 HUSABERG FS650e キックアーム不具合修理

↑作業準備完了!の図
まな板の上のFS

エンジンのケースカバーを開けて作業したら
キックアームが動かなくなってしまったという
2004年モデルのフサベル FS650の代打作業です。

 

↑ご開帳の図
↑ケース底部に溜まった汚れの図

最近、フサベルの整備のご依頼、減りましたねぇ~(笑)

てな事で、まずはケースカバーを外すべく、外装を取り外し、
マフラーを外して、エンジンクーラントを抜きます。
モチロン、エンジンオイルも抜けば良いですが、
車体ごとハリ倒して作業した方がやりやすく、結果オイルも
抜かずに済んだりします(笑)
ウチでは、タイヤは地面に接地させ、作業台を良い感じの高さに
調整してハンドルバーだけ寄り掛けるようにして、3点支持で
やってます。

早速カバーを外すと、毎度の事ですが、ケースカバーの底部に
ドロリンチョなオイル汚れが溜まっております(笑)

 

↑クラッチ分解ちうの図
↑お掃除完了~の図

問題のキックアームの部品を外すには、クラッチ一式を
外さねばなりません(笑) スペースが空いた所で、ドロリンチョ&
デロリンチョ~をお掃除。

 

↑ザクザクになってしまったキックアーム部品周辺のクランクケースの図

で、キックアームの部品を外してみると、想像通りの
状態で組んでしまったようで、そこそこケースは傷だらけに
なってしまっておりました。

えー、コレって割と良くあるトラブル(?)というか、
ウッカリやらかしちゃう事で、組立時にケースカバーを閉じる際に
キックアームの部品が外側へ出て来てしまって、リターンスプリングで
押されているストッパーとなっている部品が外れてしまいます。
そのままケースを閉じると、幅的に納まり切らなくなるので、
勘の良い人はここで気付くと思いますが、ビシバシボルトを
閉めちゃうと割と気付きません。もちろん、この状態でキックアームの
シャフトはケースとカバーに挟まって動かなくなります。
ここで気が付いてくれれば、全然セーフなのですが、セルフスターター
を回してしまった場合、キックアームのギアのワンウェイ機構がロック
されている状態となっているので、キックスターター関連の部品は
ムリクリ回されて結構大変な事になります。

さて、上手い事修正が効く程度で収まっているでしょうか?
もちっとつづく。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です