トヨタ GRヤリスの、エンジン始動時の音を
少しでも小さくしたいという事で、簡易着脱式の
消音バッフル作製のお手伝いです。
GRヤリス、エンジンが冷えている時の始動時に、
異様に大きな音が出まして、しばらくすると嘘のように
静かな排気音になるようです。どこかにフタがあって
開閉させてるんじゃないかってくらい、音が変わります。
で、夜間等に駐車場から出撃する際、あまりにも近所迷惑なので、
簡単にスポッと嵌められて、爆音タイムが過ぎ去ったら
サクッと外して走り出せるような、排気口に付けられる
消音バッフルを作ろう!というコンセプトであります。
オーナーさんが、使えそうなバッフルを用意されていて
そちらをどうにか合わせ込む感じの作業となりました。
で、あーでも無ぇこーでも無ぇ~とアイデアを出し合った結果、
バッフルひっくり返して、パンチングのパイプを取っ手代わりに
排気口にウリャ~っとツッコミ、排気口にあったスリットに
ひっかけられるような爪を生やして吹っ飛んで行かないように
しとけば良いんでないか?的な発想でとりあえずやってみました。
実際にやってみてビックリ、てっきり排気の圧力で押されっぱなしに
なるモンだと思い込んでいたのですが、実際には吸ったり吐いたりの
脈動がスゴくて、パイプに突っ込んだペラペラの板と一箇所の爪で
引っかけているだけでは、バッフルがバタバタ動いちゃって
逆にうるせぇっていうオチが付きました(笑)
やっぱ、フランジ部分に幅を持たせないと、
ロケンロールしてしまうのかー!って事で、
厚い材料で何か作らないとダメかなぁって所で、
じゃー、3点支持的なイメージで、押し引きされても
ズッコケにくくなるように、足を生やして突っ張れば
良いんでないかい?って事で、バッフルのフランジ部分に
細い丸棒を溶接してみました。
コレが案外上手く行きまして、ハマりップリが緩ければ
足の角度をクイクイっと曲げて、簡単に良い感じに調整でき、
ガタ付いて音が出るって事もなくなりました。
まー、構造が構造だけに、シュピシュピ系な高い音が
ソレなりに耳障りですが、重低音を驚かせるよりは、ご近所の
お家の中にまで入っていってしまう音が小さくできるだろう
っていう希望的観測にて、これにて一件落着となりました。
実際、かなりの効果は発揮してると思いますので、
これで心の重みが少しでも減らせば、効果十分なのでは
ないかと思います(笑)
(じゃー、静かなノリモノに乗れよ、って事は言いっこなしデス!)