HONDA TLM200 フロントフォーク整備

↑右側フォーク分解ちうの図

ホンダのTLM200のフロントフォーク整備です。

 

↑デロリアンな部品の図
↑部品洗浄ちうの図

まずは左側から作業開始。
なかなか気合いの入ったオイルが出て来ました。

真新しい洗油が、マッハで真っ黒になりました(笑)
見た感じ、分解した形跡はあるので、新車からオイル無交換って
事はなさそうだし、メーターの走行距離が正しければ、
こんなに汚れる事は無いと思うのですが、相当気合い入れて
乗られた車両なのかもしれません。

 

↑円筒度確認ちうの図

インナーチューブが点々サビだらけでして、
今回は磨いて再使用というご依頼内容。
気合い入れて磨いていると、三つ叉のクランプ部分辺りに
丸く無い感触ががありました。目でみても、良く判らないの
のですが、指の感触からは二山ポコポコと盛り上がりが
あるように思えたので、ゲージを当ててみると、0.1mmくらい
凹みがありました。指の感触では、相当ポコポコしてるんですが
数字は案外たいした事ないですなぁ。
凹んでいるだけで、曲がりがある訳ではなく、使用上問題無さそう
なので、そのまま現役続行で。

 

↑傷磨いたの図

良く判らないカモですが、写真中央辺りに割と大きめな傷が
入ってました。砥石とペーパーで磨きまくって、エッジを
滑らかにしてみました。

 

↑お掃除完了の図
↑新品部品の図
↑組み付けちうの図
↑おNEWのオイルの図

お掃除と、サビの処理が終わったところで組立。
今回、主要な部品は全部交換としました。
欲しかった部品は全部手に入ったので、助かりました。

てな事で、掃除は大変でしたけど、特に問題なく
右側フォークの作業完了~。

  

↑暖めちうの図
↑六角穴の縁を潰してみるの図

さー、左側もササッとやっちゃうよ~
と、思ったら、インナーのロッドとアウターチューブを
縫っているボルトが緩みません。全く動く気配ナシ。

ヒートガンでギンギンに暖めてから、度胸一発デカインパクトで
回してみましたが、ビクともせず(笑) いやー、困りました。
そうこうしているウチに、六角穴が怪しくなってきて、
縁を潰して工具とのクリアランスを詰めてみたりしながら
頑張ってトルクをかけてみましたが、全くダメでした。

元々、インナーのロッドと供回りしがちな部分ですので、
ここまで動かないって事は、多少緩んでボルトが回転し始めた
としても、ネジがキレイにまわるとは限りませんので、
ボルト頭に何か溶接した挙げ句に回せなかった日にゃ~
硬化したボルト頭に刃物が上手く入らなくなって、ボルト頭だけ
カッ飛ばせず、アウターチューブにも傷を付ける、という
二次災害が発生するオイニーがンプンプです。
急がばまわれって感じでしょうなぁ。

さー、どうしたモンか、まずはオーナーさんに報告です。

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