ホンダミニ縦型エンジン キックのシャフトクリアランス調整

↑仮組ケースの図

ホンダのミニな縦型エンジンのクランクケース組み立てちう。
キックスターターのクリアランス調整作業です。

 

↑ガタ計測ちうの図
0.55mmくらいでした

キックスターターのシャフトに載っているピニオンギアを
なるべくケースの左側に寄せて回したいので、ケース内の
シャフトが収まるクリアランスを測定して、右側に詰め物を
入れて調整します。

ナニゲにキックスターターのシャフトは部品点数も多く
計っても不確定要素が多いので、実際にケースを仮組して
直接どのくらいのクリアランス(ガタ)があるのか計って
しまいました。

  

↑スペーサーカラー加工ちうの図
↑スペーサー完成の図
2ピースにしました

計測の結果、0.55mmのクリアランスがあって、そこに
サイドカバーのガスケットが入り、ガスケットの潰れ代と
シャフト用のクリアランスを差し引くと、現状から0.95mmの
詰め物を入れるベシという結果になりました。
残念ながら、シャフト径に合うシムを持っておらず、
0.95mmなんて薄いシムは作れないので、元々入っていた
スペーサーカラーを短くして、加工に十分な厚みのある
スペーサーカラーを新たに作って、2ピース構造としてみました。

 

↑臓物組み付け完了の図
↑キックスターターシャフト右側端面の図

準備が出来たところで、クランクケース右側に収まる部品を
全て組み付け。

 

  

↑ケースカバー側スペース確認ちうの図
↑シャフト出っ張り具合確認ちうの図

キックスターターに、アーム巻き戻し用のバネを組んでしまうと
シャフトのガタが確認出来なくなってしまうので、ホントに
シャフトのケース内クリアランスが目標値となっているのか、
デプスゲージで確認。間違い無さそうです。

  

↑クランクケース右側組み立て完了の図

ケースカバーを組み付けて、キックスターターのアームを
仮組して問題無い事確認。シャフトはちゃんとがスルスル回って
勢いよく戻りました。変速も間違い無く出来る事も確認して
ケースの組み立てはおおよそ完了。
後は、シリンダとヘッドを載せて、フライホイル付ければ完成です。
ぶっ壊れにくくなるよう、少々手間をかけて組み立ておりますが、
果たして狙いどおりの成果は得られるのでしょうか。

もうちょっと続きます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です