
ホンダのミニな縦型エンジンのクランクケース組み立てちう。
キックスターターのクリアランス調整作業です。


0.55mmくらいでした
キックスターターのシャフトに載っているピニオンギアを
なるべくケースの左側に寄せて回したいので、ケース内の
シャフトが収まるクリアランスを測定して、右側に詰め物を
入れて調整します。
ナニゲにキックスターターのシャフトは部品点数も多く
計っても不確定要素が多いので、実際にケースを仮組して
直接どのくらいのクリアランス(ガタ)があるのか計って
しまいました。


2ピースにしました
計測の結果、0.55mmのクリアランスがあって、そこに
サイドカバーのガスケットが入り、ガスケットの潰れ代と
シャフト用のクリアランスを差し引くと、現状から0.95mmの
詰め物を入れるベシという結果になりました。
残念ながら、シャフト径に合うシムを持っておらず、
0.95mmなんて薄いシムは作れないので、元々入っていた
スペーサーカラーを短くして、加工に十分な厚みのある
スペーサーカラーを新たに作って、2ピース構造としてみました。


準備が出来たところで、クランクケース右側に収まる部品を
全て組み付け。


キックスターターに、アーム巻き戻し用のバネを組んでしまうと
シャフトのガタが確認出来なくなってしまうので、ホントに
シャフトのケース内クリアランスが目標値となっているのか、
デプスゲージで確認。間違い無さそうです。

ケースカバーを組み付けて、キックスターターのアームを
仮組して問題無い事確認。シャフトはちゃんとがスルスル回って
勢いよく戻りました。変速も間違い無く出来る事も確認して
ケースの組み立てはおおよそ完了。
後は、シリンダとヘッドを載せて、フライホイル付ければ完成です。
ぶっ壊れにくくなるよう、少々手間をかけて組み立ておりますが、
果たして狙いどおりの成果は得られるのでしょうか。
もうちょっと続きます。