
爆音マフラーの詰め物作製です。

マフラーを消音するに当り、サイレンサーに大きく
手を入れないで行う方法としては、サイレンサーの
出口か入口に詰め物をするのが一般的だと思います。
多分、出口に詰め物をする方が、エキゾーストシステム
全体の容積を目一杯使う事が出来るので、パフォーマンスは
出しやすい易いのではないか、と勝手に思っているのですが、
詰め物をかなり緻密に作らないと、妙な音がが発生する事が
多いようにも思います。
今回の場合、排気量に対してパイプの径が大きく、
オーナーさん的サイレンサーの意匠はあまり崩したくない
だろうなー、と勝手に想像して、サイレンサーの入口部分に
詰め物をしてみる事にしました。
てな事で、現物を採寸。


ひとまずサラっと計れる範囲でこのくらいまで作ってみました。
φ47弱になるので、特殊鋼のφ50の丸棒から削ってみました。
(アルミだと7075のお高い材料しか無かったので、鉄で!(笑))
サイレンサー側の奥まっている部分の内径が計れないので、
ここから先は現物合わせでちょっとずつ削っては合わせるって
感じで、かなりアバウトで行きます。



チョコチョコと組んでは削ってを数回繰り返し、
世感じのハマり具合に成形できました。
で、実際の音はというと、激烈静かになってしまいました。
実際に走らせられる段階まで進んでから、バランスを見つつ
もう少々詰め物の内径を大きくして行きたいと思います。
それ以前に、回転を上げて行くと、吸気側から出て来る
バルブのラップ音のような高い音がものスゴく耳障りで
こっちの対策をどうするのか考えなければなりません。

