
↑被覆が崩れ落ちたメーターの配線の図
昨晩、所用の帰り道にウラトコバイパスからR254を北上ちう、
乗っていたカブが突然止まりました(笑)


何の前触れも異音も無く、突如エンジンが吹けなくなり、
惰性で路肩まで避難に成功。
後から考えると、瞬間的にイロイロな事を考えているようで、
脳内処理の比率は、まずは深夜にどうやって帰ろうかなぁが60%、
後続車に轢かれないように避けなきゃが20%、15%が何壊れた?
5%は「まただよ、ホラ!」とただ爆笑。
ミラーで後ろを確認して、ウインカー出して左に寄りながら
惰性で走るカブのメーター付近を眺めると、キーシリンダの
付近に妙な筋状の光が有り、最初はキーシリンダの奥で何かが
光っているのが透けて見えて居るかと思いました。
停車するとエンジンも停止。セルフスターターを回すと
やっぱり何か光り、ビミョーに焦げ臭さが有るるような無いような?
そう言えばキーシリンダの脇に跡づけされているメーターの配線の
被覆が崩れかけていたのを見たなぁと、頭の片隅に画像が浮かび、
何かの配線が車体に短絡したのかもと、配線をそっと引張り出して
空中に浮かせてみると、無事にエンジン始動。
パッと見、電装品には通常通り通電しているので、回転信号を
拾っているパルスの線だろうという判断で、また短絡しても
キルスイッチを操作している状態と変わりは無く、変に修理を
試みるより、このまま家まで走り切ってしまえと判断して
再び走行開始。エンジンストールから走行開始まで
多分10秒と経ってなかったと思いますが、今にしても思うと
ずいぶん長い時間いろいろとやっていたような気がします。
ヒトの脳みその処理速度ってスゴいなぁと変に感心。


てな事で、本日。
面倒クサイ事はサッサと済ませてしまうと、
メーターの配線を車体から引っぺがして確認してみました。
問題を起こした線は、想像とどおりスパークコイルに入っている線
から分岐させてメーターに信号を送っている線でした。
短絡していたっぽいキーシリンダ周辺だけ被覆すれば良いかとも
思いましたが、また出先で別の部分が問題を起こすと面倒なので、
全体を引っ張り出し、崩れてかけている被覆を全部引っぺがして
絶縁テープを巻いて対処。
ってか、このメーター要らなくねぇ?って話なのですが、
このバイクは自分のものでは無く、一生借りてる状態なので、
一応オーナーのご意向は汲んで復元しました(笑)
それにしても、寒い夜中の周りに何も無い真っ暗な国道を走って
いる時にトラブルを起こすなんて、間が悪いったら無いのですが、
真っ暗が故にビミョーな放電の光が確認できたおかげでアッサリと
原因が想像できた訳で、どんな要因が無事に家までクルマを
走らせてくれるか判らんモンです。
ラッキー。

