Husaberg セルフスターター トルクリミッター交換

↑ご開帳~の図

2009年モデルのフサベルFEシリーズ、エンジンのセルフスターター用の
トルクリミッターの交換です。

 

↑トルクリミッターの図

エンジンをスタートさせようとすると、コイツが滑って
上手くクランキングしてくれません。
セルボタンを押すと、きゅ~って言いながらクランキングしなかったり
バッテリーは元気なのに、イマイチクランキングスピードが上がらん
ってのは、コレが原因である場合が多いッス。
調整ウンヌンって構造ではないので、有無を言わさず交換です。

なんでこんな物が付いているんだー、って良く聞かれますが、
セルフスターターの構造上、バックトルクがかかると、エンジン側から
モーター側へと駆動がかかってしまう訳で、もしもモーター側が上手く
回ってくれなかった時に、その鬼減速比故に怪力でクランクケースを
引き割こう力が発生してしまう訳で、そのヒューズ的な役割と、角の
尖った力が入った時の伝わり方をヤンワリさせる効果が目的でないかと。
しらんけど(笑)
まー、みんな大好きスリッパークラッチのセルモーター版と
考れば良いんでないでしょうか。

 

↑クラッチ降ろすの図
↑目的地に到着の図
↑おNEW部品の図

交換自体は超単純ですが、現場へ行き着く為には、ソコソコの
道のりを行かねばなりません。
まー、オフロードバイク故に、お気軽にひっくり返せて作業出来ますんで、
冷却水だけ抜いて、右側のサイドカバーを外して、クラッチ一式を
取り外すとアクセスできます。

 

↑カバー継ぎ目点検ちうの図

交換・組み立て後、ホントにコレが原因なのか、ドキドキの結果発表タイム。
ボタ一つでキュル・ブーン状態となりました。は~、良かった。

試運転後、水と油の漏れが無い事と、最終的な量を確認して、一件落着。

てな事で、やっぱりクラッチの「量」っていうか能力のコントロールって
スゲー難しいと納得させられる、このテのトラブルでございました。
皆様からの作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です