
スクーターのリアショック全長を長くしたい
というご依頼です。

昨日に引き続き、フライスでの作業です。
エンジンとの嵌合部を作業です。
写真では、ホイさポンと削り終わってますが、
実際にはチャッキング作業も含めて2時間半使ってます(笑)
あぁ、この一個だけ作る効率の悪さよ!


再度チャッキングしなおし、穴を開けてネジを切り、
面取りをして切削作業完了。

とりあえず、エンジンに試着。
問題無さそうです。


多分コレだけで楽に万円台行ってます
いよいよリアショックに組み付けて、車体に仮組してみます。
元々組んであった下側のボルトが、ネジ部分が潰れており
ダイスを通しましたがダメでした。M10のP1.25で、
ナニゲにお高いボルトなので、新しいモノを使うのは
請求金額UPに直結するので、ちょっとイタイ。

狙いどおり、ボルト一本でもかなり強固に一体化。
もし自分のだったら、絶対このまま使ってみたいですが、
お客様のなので、動き出したり、倒れたりしたら
困るので、やっぱり溶接して固定する事にします。





なるべくリアショックに熱を加えないように、
元々のコの字部分の四つ角を押さえてみました。
触れる程度にしか加熱されなかったので、
おそらく問題は出ないでしょう。
溶接後、綺麗に脱脂して、缶スプレーで塗装。
塗料が乾いたら、車体に組み付けました。
妙な事やって割りには、小僧感は薄い外観に
仕上がったかと、自画自賛(笑)




車体を組み上げたところで、最後にエンジンオイルの交換。
裏の原っぱを少々走りまわり、シッカリとエンジンオイルを
かき混ぜてから作業です。
なんか、かなりお高級そうなオイルが出て来ました(笑)
オイルの量は多分7~800ccくらいと、超少ない感じ。
最近は、クランクケースを小さく作るのか、どんどん
入れられるオイルの量が小さくなって行く気がします。
もうチョイ量が多い方が、安心ですよねぇ。

てな事で、やっとこご用命頂いた作業が全て完了。
あとは一番厄介なお代の計算が残ってます。
さー、どれだけ請求してしまって良いモノか....
皆さまからの作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>