HONDA Ape 中古車両整備

↑リア周り作業ちうの図

個人売買で購入したというホンダ エイプの整備のご依頼です。

 

↑リアブレーキシューの図

↑マスターシリンダのリザーバータンク内拭き取りちうの図

ほぼ原形をとどめてない感じの車両です(笑)
まずはリアホイルを外して、ブレーキの整備から。
ご予算の関係から、油圧経路内の分解はせずに
外からの作業のみで対応させて頂きます。

ブレーキディスクに対してキャリパーが多き過ぎるようで
パッドの当り面が小さく、左右のパッドの余った分同士が
合掌状態になってました(笑)
コイツは、当たって無い部分を削り取って対応。

キャリパーのピストンは、思いの外固着もひどく無く、
(と、言っても、十分に固まっていた)
ピストンを回しながら拭き掃除&給油。あとはひたすら
出したり入れたり、動きが良くなるまでモミモミ。

マスターシリンダは、ピストンをなるべくストロークさせながら
フルードを抜き取り、リザーブタンク内壁を物理的に拭き取り。
タンクの底の方は、やっぱりそれなりに汚れていたようです。

フルードの充填は、キャリパーのブリーザー口向きの関係から、
車体には組み付る前に、キャリパーをブラ下げた状態で
好きな向きで作業できるようして実行。そうしないと、
キャリパーのピストン側に空気が入って、まず出て来ねぇス。

 

↑古いタイヤ外すの図
↑ホイル磨くの図
↑おNEWタイヤ組み込みの図

ブレーキの整備が終わったところで、タイヤの交換。
古いタイヤは12年製だったので、このホイルはすくなくとも
10年以上は使っている感じなのでしょうか。
リムの内側は、そこそこ錆びで白く粉吹いてましたので
磨くのに時間がかかりました。

この手の作業、何も考えずにサラ~っとやっちゃえば
あっという間に終わるんでしょうけど、しっかりと組み付け
できるように掃除しながらやると、えれぇ時間がかかります。

 

↑フロントキャリパーの図
表面の塗料がパリパリ剥がれる(笑)
↑ピストン掃除ちうの図
工具で掴んだ後でガリガリ

お次は、フロント。
キャリパーは、固着しちゃっていて動きません。
専用の道具でピストンを動かそうとしても、
ビクともしないので、油圧で押してせり出させ、
掃除しながら油をくれてクルクル回して、どうにか
動くようにします。一瞬、ピストンを抜いて、まっとうに
やり直そうかとも思いましたが、既にピストンの縁が
プライヤーか何かで摘まんだ後でガシガシになっており、
ピストンまで交換するって事になると、どーなんだ?
という判断から、今回はとにかく何となく動くように
なったらヨシとして、やるなばらキャリパーごと交換という
方向でお客様に提案してみようと思います。
その方が経済的。
と、言っても、今回の作業だけでもかなり工数使っちゃって
ますけど、そこはもうお付き合いで(笑)

 

↑出て来たフルードの図
わりとキレイ♡
↑タンク内拭き掃除の図
↑おNEWフルード充填の図

マスターシリンダの方も、同様にサラッと作業で。
なるべくシリンダ内のゴミを押し出すように
フルードを抜いてから拭き掃除。

ちなみに、ブレーキラインが短くて、フォークが目一杯
伸びた状態だと、ちょっと長さがたりなくて
ブレーキラインでバネ下の構造物をブラ下げ気味な状態でした。
こちらも要改善ですねぇ。

 

↑エア抜きちうの図
↑作業完了~の図

後輪同様、フロントホイルのリムもソコソコ真っ白。
サクと掃除して組み替え。全体を組み付けて、
ブレーキのエア抜きを行って、作業完了~。
モチロン、ピボット類のお掃除&給油をシッカリと
行っております。

てな事で、本日の作業はココまで。

皆さまからの作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>

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