軽井沢でお仲間の会合があったので、週末は出かけしてきました。
クルマで来る人が多いので、駐車スペースもある事だし、店主はカブで出撃。
会合場所を開けて、遠方よりの皆様をお待ちする係を仰せつかったので、
朝のハヨからプルプルっとでかけてみました。
移動時間短縮の為、大好きな山道は諦めて王道を行きます。
が、18号バイパスの碓氷峠を非力なカブで登るのはちっと気が引ける
(という名目)で、旧道を草刈正雄先生の気分で進む(意味不明)。
ここを通ると、毎度寄ってみたいと思いつつ、人がイッパイ居るので
何となく止まれない鉄道のトンネル群にちっとだけ寄ってみた。
人気なカッチョ良い橋の方でなくて、もう少し登った所にあった
駐車場から線路に上がってみました。
むむぅ、アプト式何チャラってかいてあるので、てっきり歯が生えた
線路みたいなのも敷いてあるのかと思ったら、そうでは無かった。
しかしながら、この路線は銀河が生まれた頃の遠い昔、店主が
サラリーメンであった時にニャガノの国への出張へと、特急あさまに
乗った思い出の路線でもあり、何や知らんが感慨深い地なのである。
(一人で客先に行った「はじめてのお使い」もこの路線だったさぁ)
その頃から、横川駅のホームで機関車合体を見物に行きながら買う
だるま弁当or釜飯をほおばりながら、車窓に見える変電所に
萌えて居た記憶があるのだが、今、正に、それが良い感じにヤレた姿で
眼前にある状況に萌え萌えな時を過ごしちまったのは言うまでもなく。
更に当時から一度は忍び込んでやろうと思っていた、古い方のトンネルに
公式で潜入に成功。おぉ、昔の人はコレを手で掘って煉瓦積んだんかい
と思いつつ、ぺたぺた触りまくってきました。
まー、時間も無い事で、トンネルを一個だけ通り抜けて戻ってきました。
今度は歩道になってる区間を端から端まで歩いてみたい、とは思うが
おそらく実行せずに終わるであろう。
線路を後にして、碓氷峠の超えると、なんとスキー場の駐車場に
憧れの三菱キャンター発見。仲間内では勝手に
「CANTER Evolution」と呼称ちう。うおぉ、ナイスなたたずまい。
スキー場の車両のようですが、勝手に写真撮らせて頂きました。
ヘルメットかぶったまま、クルマの回りをグルグル回り、
下をのぞき込んでいるオッサンは、さぞ怪しく見えた事でしょう。
うむ、想像以上にカッチョ良かった。買い換える時は是非声を
かけて欲しいが、軽井沢プリンスさんに知り合い居ねぇしなぁ。
誰か関係者の方、見ておられましたら、是非お声がけを!(本気)
そして、会合の進行は滞りなく♡
会合の翌日、午後早く帰路に就く。
そのまま普通に帰るのはモッタイナイので、山道を行く事にする。
まー、なんですか、ぶっちゃけこの為にスノータイヤのまんま来たのだぁ。
って事で、グンマーの国の山脈を細い道で抜けてみる。
ピークに近づくに連れて雪が現れ大喜び。ほとんど通行する車両も無い
ようで、雪が無い地面には、一面モノが散らばっております。
うむ、楽しい。いよいよカブのレッグシールドが引っかかるくらいまで
ムリクリ進んだ頃には、燃料の残量が引き返してグルリと回れる程の
量でなくなってしまい、このまま突き進むか戻るかの選択を迫られ、
まー原チャリですからどーにでもなりますヨと登頂を決断。うむ、甘かった。
最後の数百メートルを1時間以上かけてもがき、どうにか登頂成功。
(ホントの最後は、ほとんど押して登っただけデスけど)
うむ、カブのクラッチを傷め付けてしまった(けど、楽しかったからまーいいや)。
下りに入っても、雪が深くて若干参ったけど、そこは下り。重力を味方に
アッサリ乗り越え、あっという間に舗装路の世界へ逆戻り。
大好物な細い路地的な、現地の人の生活道路を満喫させて頂きました。
こーゆー時、カブやら軽トラやらは、通り抜ける時のインパクトが
小さいような気がして気が楽。
なんか、超集中しながら落石を避け、フカフカの雪に思いっきりリア荷重な
全開で突き進む感じは、スピード域の違いはあれど、Baja Californiaな気分。
高性能な車両だと、難なく通り抜けちゃうだけの道が、大冒険気分になれる
原チャリが、今、個人的大ブーム。
って事で、途中気になるパン屋さんに寄り道しつつ、日のある内に帰宅。
もうスノータイヤは脱いじゃって良いかな。
あー、面白かった。