まずは自分のフサベルで実験だ

↑使用状況はこんな感じの図
↑今回の実験台のシャフトの図 こんな感じで収まってます

ここ最近、入手困難な部品や、非常に高価な部品のシャフトの摩耗に
泣かされる事が多くあり、いろいろな補修の手段を検討しておりましたが、
いよいよ実験段階までこぎ着けました。

 

↑今回の検体の図
↑今回の検体の図 husabergのエンジン部品
↑減っちゃった部分拡大の図
↑減っちゃった部分拡大の図 この検体は、見た事ないくらいスゴイ状態

摩耗してしまった部品の修理方法には、いくつも手段があると思いますが、
今回検討したのは、溶射という方法と、ケミカル系補修材。
諸々検討の結果、今回はケミカル系を試してみる事に。
溶射の方が見た目に仕上がりが良さそうだけど、作業の規模が大きく
なりがちに思え、二輪車みたいな小さな部品にはケミカル系の方が
扱い易いように、勝手に妄想。

って事で、自分で長期的に経過を観察したいので、自分のバイクの部品で実験です。

参考まで、今回のお題とした検体がどのような部品かを説明致しますと、
最中合わせシリンダタイプなフサベルのエンジン部品で、カムチェーンを駆動
しながら、バランサーウエイトを回し、さらにウォーターポンプのインペラまで
回す一人三役なシャフトでございます。

定期的に分解と給油をしておかないと、冷却水用のシールのリップがこのシャフトに
アッサリと溝を掘ってしまい、こうなっちゃうと、新しいシールを入れても水漏れが
止まらなかったりします。
サイドカバーの前部から水と油が漏れるのは、コイツら一派の仕業でございます。

 

↑作業完了~の図
↑作業完了~の図

って事で、ホイ。こんな感じに仕上がりました。
二液性の樹脂なのですが、粘度が高く、上手く盛らないと「す」が入ります
しかも、棒状の部品の表面に、ある厚みを均等に盛るのは、かなり難しい。
でも、切削性は非常に良好で、かなりやりたい放題な模様。
しかし、削った感じだと、あまり固いイメージでは無い雰囲気。
硬化時間をそんなに取ってないので、現状での判断は出来ませんけど。

 

↑作業前の図
↑本番部品作業前の図
↑作業ちうの図
↑作業ちうの図 加工部を機械加工してから、要らん所をマスキングして樹脂を盛ったところ
作業後の図
↑本番部品作業後の図 当該部分の機械加工を完了

で、本番。
じつわ、最初にやった方が、使用済み部品で、こちらが
自分が普段乗っているFE650の部品。
インペラとの当たり面はそんなに悪くなってなかったので、
こちらはスポット的にシールのリップとの当たり面
周辺だけ処置にとどめてみました。
先にも書きましたが、固まった樹脂の切削性は非常に良く、100分台の
コントロールが容易。なので、シールとの密着性向上を期待して
加工前の寸法から2/100程太く♡してみました。

 

↑今回加工した部品2点の図
↑今回加工した部品2点の図 左使用済み部品、右本番部品

って事で、シャフトの加工は完了。
あとはマッハでシールのリップに削り取られてしまったりしない事を
祈るだけです。

 

↑ホイルスペーサーカラーの図 左が下加工後、右が加工前
↑ホイルスペーサーカラーの図 左が下加工後、右が加工前
↑じゅしの図
↑樹脂盛り付け完了の図 マスキングもテープや油など、イロイロ実験
↑加工完了~の図
↑加工完了~の図 4個とも下加工の条件を変えてみた

で、エンジン内部の部品は、結果の確認までが面倒クサく、
オイソレと途中経過を見るって訳にはイカンので、
シールのリップで削れるったら、ホイルのスペーサーカラー
しかないでしょう!って事で、せっかく4個もあるので、
樹脂を盛り付ける前の下加工の条件をいろいろ変えて実験。
樹脂盛り付けちうも、作業に手間取って、後半樹脂の流動性が
失われて行って、盛り付けが難しくなったのも体験できたし、
非常に良い経験を積めました。

そんなこんなで、ただ今樹脂の完全硬化待ちちう。
明日の午後には組み立て作業に入るつもりです。
さー、今回の補修材は上手く機能するのか、乞うご期待!
(ダメだと、スゲー高価な樹脂がモロ無駄になるんで凹むぞぉ)

投稿者: okamochi@tensyu

個人事業主にして、岡本商店 店主。

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