某国産メーカーのディーラーさんから、
エンジン上死点を検出するセンサーの修理のご依頼。
もうメーカーから部品が出ないそうです。
どうも、ここから油が漏れて来ちゃうようで、オイルシールを交換したい
というご要望。メカニックさんが考えた修理方法が可能かどうかの検証開始。
むむっ! なんかちょっと採寸間違えちゃってたッぽいようなのと、
構造的な解釈に相違点が。
ワタクシ的解釈によれば、メカニックさんの案は不可能なので、
ちっと資料つくって、摺り合わせですなぁ。
それにしても、重たいモノを支えている下には防振ゴムが入っていたり、
シャフトのスラスト方向の位置合わせや支え方なのど、細かい所まで
気を使って作ってありますなぁ。あー、全体を薄く、構造を簡潔にしたかったん
だろうなぁ~、とか思いを馳せてしまいます。
コレら作るには、周辺部品との整合をとりつつ、不具合無く設計して、
大量に作る上手い段取りをしなきゃならんって事で、クルマ一台作るのって
どんだけ大変なんだろうと、考えずには居られません。
あ~、こうやって知らん部品を見ながら、構造と機能を理解しようと努力する訳ですが、
ある意味、機構とは言語的なものなのかも知れませんねぇ。
とか、そんな幻想的事を考えながら、目の前の問題をどうしたモノかと
頭をかかえるオッサンが居るのが現実であります。