昨日に引き続き、XR75のスイングアームピボットの
ボールベアリング化作業です。
昨日、神のお告げ待ちであった、今回の目玉なベアリングと
スイングアームのやり取りですが、一晩グルグル考えた結果を
図面にまとめた後、作製作業開始。
今回の部品とベアリングのやり取りは、シュンシュン回るような
事はなく、ほぼ無回転で高荷重なので、はめ合いは1/100弱くらい
強めに取っており、寸法の管理はデジタルノギスでイケるっしょと
高をくくってましたが、実際にノギスだけで作ってみたら、
ガバ穴になってベアリングスポスポ(笑)。
割と最近使い始めたノギスが、イマイチ感触が掴みにくいとは
感じてましたが、ココまでガバになるとは思わななんだ。
何だかんだ、デジタルノギスだけでも割と上手く行くのになぁ。
経費ケチっては良い仕事は出来ないと、次元大介先生も
おっしゃっております。やっぱミツトヨは偉かったんだなぁ。
(だって、今日使ったノギスは半額くらいで2/100の誤差は
許容って仕様だもの、そらー文句を言ってはダメですわー)
てな事で、結局マクロメータとボアゲージを引っ張りだす事に。
ちゃんと測りながら根性出せば、ウチのオンボロ旋盤でも
1000分台でコントロールが効くのでございます。
じつわ、カセットのボディーを一個失敗したおかげで、
スイングアームの穴の具合もかなり掴めまして、
想定していた径だと、片方はガバで片方がキツすぎって
事が判明。左右の穴の違いに合わせてボディー径を
作り分ける事ができました。怪我の功名ってヤツですなー。
寸法を抑える部分が多かったので、非常に時間がかかりましたが、
なんとか本日中に部品完成。需要は無いだろうけど、コレ
何セットか作れれば、グッとコストが下げられるのになぁ。
後は、コヤツをスイングアームに押し込めば完了ですが、
後で抜く事も考えておかねばらなんので、その辺りも確認しつつ、
ちっと頭冷やしてから次に進もうと思います。
上手く収まってくれる事を祈りつつ、本日の作業はココまで!
ん~、どうやって押し込むかのぉ。