ウォータポンプの水漏れ点検口から水と油吹いちゃったという
05 Husaberg FS650の整備が完了しました。
えー、このトラブルは良くある話でして、シャフトがシールのリップに
負けて溝が掘れてしまいます。たまにカバーを外して、リップに給油
しておくと、かなり減りっぷりも小さいのですが、まー、普通は
やらんですよね。
で、溝がほれちゃうと、シールを交換しても、すぐに水が漏れ出す場合が多く、
その辺りを若干の調整代でどうにか出来る場合は、どうにかします。
ダメな場合は、シャフトを交換しますが、ケースを割らないとイカンので、
大がかりな作業になってしまします。
今回の場合は、シャフトが鬼掘れ状態でしたが、各部をそれなりに手当して
ダメ元でシール類の交換のみで行ってみました。
で、組み上がった所で、冷却水を入れてみると、ナゼか
ウォーターポンプのカバーの合わせ面から水がじゃじゃ盛り。
何かゴミでも噛ましたのかと思って、組み直してもダメで、
液体ガスケットを少々塗ってみてもダメ。3回連続ダメで
ムキーっと来ましたが、まーしょうが無い。
結局、合わせ面を手当して、組み直して一件落着。
こんなのは、過去に経験が無いですねぇ。
で、本題の点検口からの液モノ漏れは、見事に止まったようです。
まー、エンジンを回して暖めて冷やしてを2回繰り返しただけ
なので、本当に止まったかどうかは判らんですが。
とりあえず、このまま様子を見てもらうという事で、
一旦オーナーさんの手元に戻す事になりました。
シコシコやった下仕事が功を奏して居れば、しばらくはこのまま
調子良くシールしてくれる事でしょう。
フサベルの同型エンジンで水漏れや油漏れトラブルにお悩みの方が
いらっしゃいましたら、一度ご相談下さいマセ。