コレは良い道具!

↑本日の工具の図

今日は、ダートバイクのステアリングステムのベアリングに
給油する為の道具を作ってみました。

 

↑上側ベアリングの図  まー、ソコソコは塗ってあったかな
↑下側ベアリングの図 コレで萌えた

なんで今、こんなモンと思われるでしょうが、
昨日来た、GASGASのステムベアリングを確認していて、
どーしても作りたくなってしまったデス。
永きにわたり思い描いていた、もうシャフトに打ち込んでしまった
テーパーローラーベアリングのローラー保持具の隙間に
思う存分グリスを突っ込んでみたい♡という欲求を、
遂げる時がやって来たのだぁ。
いまヤラなくて、いつヤルのだ。なぎはら(以下省略)

 

↑シリンダ加工ちうの図 この先っちょのテーパーが面倒だった
↑ピストン加工ちうの図 クリアランスは4/100にしてみた

てな事で、永年暖めて来た案を具現化。
まー、手持ちの良く売って居る注射器で同じ事やっていて
あまりにも重たくて、樹脂のボディーがへしゃげてしまうので、
ソレをアルミボディーにしただけ。工夫と致しましては、
ピストンの径を小さめにして圧力アップしたら、楽なんて無いかと。
あとは、先っちょに嵌める針がスッ飛んで行かないかが心配くらい。

 

↑完成~の図 針は頂きモノの医療用のヤツ

で、シールに使えそうな手持ちのOリングサイズから、ピストン径は
17mm程度に決定。後は出たとこ勝負で、シリンダの仕上がり径に
対して、ピストンとのクリアランスは4/100に設定。
多分シールしなくても、グリスの粘度で機能すると思うけど、
入れてみたかったのでOリングでシール。シールの与圧は0.2mm。

 

↑青グリスチャージ!の図 元のグリスが青かったから
↑上側のベアリング給油完了の図

とりあえず、給油が簡単な上側のベアングから。
コレは、ベアリング単体なので、インナー側面から
大きく開いた隙間から入れ放題。
うーむ、やっぱピストンを押すのに、径が小さすぎて
手が痛いな。要改善。

 

↑下側ベアリング分解時状態の図 インナーレース側にほとんどグリスが入ってない
↑給油ちうの図
↑給油完了~の図 うむ、満足!

で、問題の下側のベアリング。
アウターレース側からだと、ニードルの保持具とインナーレースの
隙間が小さく、この状態でグリスを突っ込むのは超大変。
スゲー時間がかかります。
で、注射器使って、隙間に差し込んで、もう存分ぶちまけたかった
のでアリマスよっ!
いやー、もう下側からブニブニ溢れる程突っ込めます。満足x2。
何そんなに喜んでんだよって思うでしょうが、気になっちゃう人なら
この思いは判ってくれるハズでしょ~。あー、もう幸せ。

 

↑組み付けの図
↑はみ出しグリスの図 アウターレースに塗るのはサラッとで良いのでとってもスッキリ

で、車体に組み込んでみました。もうベアリングに与圧掛け放題♡
どんだけ締め付けても、スルスル動く感じ。感動ぅ~♪
あ~、あ~、もう幸せ♡

ちなみに、18のECの下側ベアリングのシールはOリングが
入っているだけ。コレは見た事無い方式ですが、はみ出たグリスも
掃除もしやすいし、シールだけ交換もできるし、一見原始的に
思えるけど、かなり実効的かと。スペイン的発想はこういう感じか?

てな事で、作業の進行スピードはかなりゆっくりですが、
結果はAll Right☆ 全員ハッピーな内容になったと思います。

うむ、こんな便利に使えるなら、コレ改良して売り出しちゃうか!?
欲しいという勇者がいらっしゃれば、作りマッセ~!

投稿者: okamochi@tensyu

個人事業主にして、岡本商店 店主。

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