今日は朝から大雨降って、野外活動も出来ませんでした。
作業の方は一段落したので、ちっと休憩。
てな事で、減ってしまったシャフトの修理方法について
前々から試してみたかった事を実行。
心おきなく失敗できるように、まずは直してみたいシャフトに
似せたテストピースを作製。溝は掘る必要全く無いですが、
この方が雰囲気出て良いかと(笑)
まずはできあがったテストピースの、実際のシャフトが
掘れてしまう辺りの表面を粗します。
荒らした部分に、真鍮のろうを盛ってみました。
えー、ワタクシ、ロウ付けの経験がほとんど無い上に、
アセチレンのトーチとか、高熱を吹ける良いバーナーを
持ってません。とりあえず、手持ちの道具を見渡して、行けそう
なのがTIGの溶接機だったので、ソレ使ってみました。
表面を溶かさないようにアークを飛ばしていると、全体を上手く
暖められず、ろうの濡れっぷりが安定するまでなかなか
難しい感じでした。なんか工夫が必要ですな。
ロウを盛ったところで、一番気になっている
表面の硬さを確認。尖った物で叩いたり、硬い物で
擦ったりしてみましたが、なかなかどうして、良い感じかも
しれません。
↑最後の仕上げ加工ちうの画
ヒドイ仕上がりに落胆の声が出てしまっております
ロウを盛ったところで、元の寸法を復元すべく機械加工。
何でもそうですが、加工物の芯をチョッキリ出して
チャッキングするのが一番大変。散々やったけど、
今使っている連動の三つ爪チャックでφ12の棒をくわえると、
3/100mm以下にするのはチト難しそう。
まー、今回はテストなので、細かい事は気にしないx2。
目標の寸法まで加工してみましたが、素材とロウの接合面が近くなると
細かい「す」が多く入ってました(笑) それ以前に、ロウの盛りがあまい
部分もあり、凹んじゃってます(爆)
今回のようなシャフトの修理方法に、真鍮ロウが適しているかどうかは
さておき、一連の加工を上手い事こなす為には、まだまだ修行が必要です。
最後に、仕上がった表面にヤスリを当てて、硬さを見てみました。
今回のテストピースはS45Cですが、ヤスリの面を当てた感じでは
母材とロウの硬さにそんなに差は無さそうに思えましたが、
角ッチョを当ててみると、やっぱり掘れップリに差が出る感じで、
真鍮ロウは母材ほどは硬くないように思えました。
ともあれ、今までテストした中ではピカイチな性能を発揮!
しかも、母材にガンガン焼きが入っちゃうとかそんな感じも
無さそうです。
最後の手段は溶接かと思ってますが、ロウ材で上手い事盛れるなら
それに超した事は無いと考えております。
てな事で、まだまだ試行錯誤は続きそうでが、それ以前に
作業を上手い事こなせるように、ちと練習積みます!