こちらもスッタモンダやっているKLX110、
追加の部品が到着。やっとこ組み立てでございます。
まずはOFFにしてもダダ漏れになった燃料コックの整備から。
掃除して部品を交換して一件落着。
元々、アイドル付近が不安定で、スロットル開け始付近がバラバラと
息つく感じになり、そこを乗り越えてしまえば、ぶっ濃いながらも
概ね順調にエンジンが回ると言った感じの状態。
いろいろやってもダメで、ジェットニードル系の部品を交換してみようと
いう事で、新品部品を手配。組み込もうとしたところ、
ニードルジェット(針を受ける側ね)が組み込まれて無い状態だった事に
気付きました。ニードルジェットホルダーが入るタイプであったので、
恥ずかしながら、キャブを掃除している時にはニードルジェットが無い事に
全く気づいてませんでした。
おそらく、以前のオーナーさんがそれとは気付かずに
いろいろキャブセットを行っていたのではないか、と推察。
まずは、本来あるべき部品を全部組み込むと、
スロットル全開で吹けなくなりつつ、相変わらずアイドル付近は
カブり気味で、エンジンが暖まるとアイドルしなくなる
といった状況になりました。
メインジェットはパーツリストに載っている一番小さいヤツに
なっていて、スロージェットについては一種類のみ記載されていて
標準の番手が資料からは読み取れないので、標準に対しての状況不明。
エアクリーナーボックスは追加で穴が開けまくられている状態。
たまたま同時に作業していた別車両用スロージェットが、
同形状の一番手下の物だったので、それを借りて試すと
いきなりキャブレターが言う事を聞くようになったので、
同じ物を発注。メインジェットも少々変更。
エアクリーナーボックスは、追加で開けられた大きな穴を
アルミテープで塞いでみました。
そんなこんなで、組み立て終わったら、早速試乗。
最初は上手く回りませんでしたが、微調整を重ねる内に、
カパカパとラフにスロットルを開けようとものみ込む感じも無くなり、
高回転まで吹けるようになりました。
アイドル付近もかなり安定しました。パワー感うんぬんはもはや
二の次で、今回はシカトって事で(笑)。
欲を言えば、スローをもう少し絞りってみたいのですが、
見つけられたジェットの中ではコレが一番小さかったので、
今回はココまでと致します。後はオーナーさんにお任せしましょう。
てな事で、大変スッタモンダしましたが、
なんとか普通に乗れるようになったかと思います。
調子をおっ外したキャブレターの調整は、言う事聞き始めるまでの
試行錯誤に非常に手間がかかります。もうちょっと触り慣れた
キャブレターだったら、セッティングパーツもある程度
持って居るので、ここまで苦労する事な無かったと思いますけどねぇ。