スズキのRGV-ガンマの、フレームのリアサスペンションリンクの
受け部分にクラックが入っており、溶接してほしいとのご依頼。
クラックが入って、その隙間にチェーングリスだか
エンジンオイルだかの汚れが大変染みこんでまして
表面から必死に掃除しても落とし切れるものではありません。
やったことある人なら判ると思いますが、溶接すると
ゴミがブクブク湧いてきて、大変な事になる訳でございます。
あまり周囲に熱を入れないように注意もせねばならず、
盛っては削り、盛っては削りの繰り返しで、徐々にゴミを
減らして行く地道な持久戦を強いられるのでございます。
実際の溶接作業なんて、たいした事ないんですが、
どんな作業も、段取りが一番重要で、溶接作業に入れる
状態にするまでに非常~に手間食うのでございます。
ともあれ、2時間以上格闘して、どうにか収まり着きました。
腕の内側日焼けしまくり&右手の指2本は低温火傷
しまくりデース。
リアルに厳しい戦いだったぜぇ~(汗)
ぶっちゃけ、ウチの溶接機でこのくらいマスのあるモノを
作業するのは大変厳しく、マジ全開でようやっと
どうにかなる感じでした。
こんくらいの大物を相手にするとなると、300Aの水冷トーチ
装備なヤツとかあると、スゲー楽しいんだろうなぁ。