引き続き、R1100GSの作業ちう。
インプットシャフトの前側のオイルシールからの
油漏れと判断しまして、トランスミッションを開けました。
自分のですから、思っクソ手抜き作業。
ミッションオイルさえ抜きませんが、何か?
とはいえ、余計なトコロからオイル漏れを起こしては
恥ずかしいので、ケースの合わせ面のお掃除は頑張ります。
ついでに、粉まみれにしても大丈夫なカバー側は、
ヌルい面取りだったので、割とガッツリ作業し直し。
このトランスミッションは、遙か昔に自分で組み直しておりまして、
今回のオイル漏れは自分の不徳の致すところであります。
で、何で漏れちまったのか考察の結果、オイルシールリップとの
摩擦でシャフトに刻まれてしまった溝があるにも関わらず、
新しいオイルシールをほぼ以前と同じ位置を再現して打ち込んで
しまった事により、シャフトとシールのリップの当たりがイマイチで
隙間が開いちゃっているのではないか、というストーリー。
で、新しいオイルシールは用意してあるのですが、
組んであったシールも特に問題が無いように
見えるので、オイル漏れの原因検証として、
組んであったシールを再使用してみる事に決定。
シールの裏側の空間には余裕もあったので、
シャフトとの当たり面を変える為、打ち込み深さを
1mm奥へ移動。さー、どーでしょう?
自虐プレイ的な非効率な事のように思えるでしょうけど、
時間以外に何も失う物は無いし、自分のノリモノでないと
こんな検証実験はなかなか出来ないですからねぇ。
ところで、ミッションのオイルシールは、リップが螺旋状に
なっていて、回転方向が指定されているのを良く見る
ように思うのですが、コレって一体何なのでしょう?
誰か知っている人が居たら、教えて下さいマセ。
そうこうしてるウチに、閉店時間も過ぎてしまったので、
本日の作業ココまで。明日までの放置時間を生かして、
ミッションをひっくり返してオイルが出てこないか検証。
(斜めにしているのは、エア抜きの穴からオイルが漏れちゃうから)
こんなの有りました。
https://pub.nikkan.co.jp/uploads/magazine_introduce/pdf_52f492bfc19c0-7.pdf
確かにメカ時代にオーバーホールしたミッションにも螺旋入りリップのオイルシールが使われていましたね。
あー、やっぱりあの螺旋はそういう効果を狙っているのですね。
もしかして、接触面が線ではなくなるので、シャフトへのダメージが減るとか、そんな事も妄想してましたが、あんまり関係無さそうッスね。
貴重な情報、ありがとうございます。とっても勉強になります。