ハーレーのスポーツスター、走行中にバッテリーが
上がってしまうって事でお預かり。
用意して頂いたステーターコイルと、ついでにクラッチ
ディスクの一部と、ドライブベルトやらの交換デス。
昨日、作業を始めるに当たって、状況を確認すべく
エンジンを回しながらバッテリーの電圧を測ってみたのですが、
なんか特に問題ナサゲ。しばらく走るとダメになるって話なので、
テスターをくっつけたまま小一時間走り回ってきましたが、
ずっと14.3V程度をキープして、特に妙な電圧になる気配なし。
エンジンを止めて、しばらくヘッドライトを点けたままにして、
最終的に落ち着いた昨晩の電圧は13.6V 程度。今朝測ると
13.3V 程度なのでバッテリーの方も特には問題無さそうな雰囲気。
うーむ、困りますなぁ。
オーナーさんに相談したところ、部品も用意しちゃってあるし、
とりあえず交換してみようって事になりました。
既にレギューレーターは新品に交換済みって事なので、
ステーターコイルが怪しいかろうというご判断ですが、
コレで原因が別のトコロだったらガチョーンって感じ。
ホントのトコロは何なのか、ハッキリしないのは
気持ち悪いですなぁ。
てな事で、マズは左側のサイドカバーを外す訳ですが、
これがまた外し方が良く判らん。ちっこいフタを外すと
チェーンが見えたので、何かテンショナーが有るのは想像
できましたが、ソレを緩めてもカバーがするっと抜けて来ず、
アレコレ悩んでいたら、レリーズのワイヤーを受ける部分が
先に分解できる事が判明。
うーむ、初めて見る機械は良く判らんですわー。
カバーが外れると、次なる受難。肝心のコイルは何処に
あるのか探してみると、どうもやっぱしクランクシャフトに
載っかっているフライホイルの内側クサイですなぁ。
あー、28mmチョッキリくらいのナットで締まってますけど
そんな都合の良いサイズは持ってないし、シャフトの先っちょが
ちょっと飛び出しているので、浅いボックスだとかからないかも
知れませんなぁ。
合う道具が無いんじゃどうしようもないので、まずは工具
探しの旅へ電子の海へと漕ぎだしてみました。多分1-1/8インチ
とかってサイズでないかと思うのですが、飛びだしたシャフトの
先っちょを避けられるようなディープなヤツは、結構カッチョイイ
値段だし、納期もソコソコかかる模様。
時間かけて取り寄せた挙げ句に、イマイチ使えないんじゃ
目も当てられないし、シノゴノ考えるのが面倒臭くなったので、
合うように作ってしまう方が手っ取り早ぇ~やい。
うむ、また本末転倒路線に突入だ♡
さー、これでナットが外れても、スゴイプーラーが無いと
フライホイルが外せないとかってオチにならないと良いんだけどなぁ。