80mmのスクロールチャックが見つかったので、
使いやすいように面盤をつくります。
って事で、イロイロな相手と組みあせ易いようにする為、
スクロールチャックの後ろ側に板をくっつけます。
まずは、旋盤で外径と裏表の面、スクロールチャック裏の
へこみにピッタリ合う突起を作ります。
そんでもって、取付用のねじ穴に合わせたPCDを
フライスで刻んで、穴を開ければ完成です♡
えー、何がしたいかって、メインはコレ。
傾斜サーキュラにセットして、90度立てて使った場合、
短いエンドミルだと、コレットチャックとスクロールチャックが
干渉してしまうので、サーキュラのセンター、つまりは
加工物まで歯が届かなくなります。
で、今まで使っていた8インチのスクロールチャックだと、
ごく一般的なエンドミルでの加工はほぼ絶望的。
ですが、スクロールチャック自体が小さければ、
コレットチャックと刃物のフトコロに入ってしまうので
結構根本の方まで寄れるって訳です♡
次に、旋盤での利用。
今回作った面盤は、チョイと厚めにしてありまして、
旋盤にセットしてあるスクロールチャックの面に
押しつけて、爪でガッツリくわえれば、あっと言う間に
面が出る二階建てスクロールチャックに変身って訳。
なんでこんな事するかっつーと、このチッコイ
スクロールチャックはインディペンデントな四つ爪仕様
なので、加工物と主軸の芯をある程度ずらして
チャッキングできるのです。
これによって、わざわざ旋盤のスクロールチャックを
インディペンデントタイプに換装しなくても、ある程度まで
エキセントリックな軸や穴の加工が出来ちゃうって訳です。
その他、丸モノを掴んで、切った貼ったしたりする時に、
なんだかんだ便利に使えるんでないかと。
まー、チャック自体が小さいので、どこまでイメージどおり
使えるのか、未知数ですが、加工の幅は大きく広がるで
ありましょう。
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