昨日に引き続き、カワサキ90SSのエンジン組み立て作業。
本日は、クランクケースのシール打ち込み作業から。
シールの打ち込みには、ホンダのクランクシャフトプーラーに、
工具箱をゴソゴソして、以前に作った何かを組み合わせたのですが、
コレが奇跡の一致で、工具側にもシール側にもピッタリ。
側面に描かれていた縄文式文字を解読したところ、
「フサベル ステムベアリング」用らしいです(笑)
写真撮るのスッカリ忘れましたが、ロータリーバルブやら
シフトリンケージ・キックスターター・クラッチやらを組み込み、
ケースカバーを組み付け、オイルポンプのエア抜きを行って、
左側の作業はおおよそ完了。
お次は右側。コイル類とフライホイルを組み付けます。
コンタクトブレーカーも交換したので、フライホイルを
組んだ後に、接点のクリアランスを調整。
しばらくこんな事やった事無いなー。
組み込むシリンダをお掃除。コヤツは元々組んであった
シリンダではなく、別の物で中古の品らしいです。
古いガスケットを剥がし、ポートのカーボンや油を除去。
軽く面も磨いて組み付け準備完了。
シリンダ、そこそこお疲れ様ですが、ヒドイ傷は無いようです。
新しいピストンを合わせるので、一応クリアランスを確認します。
新品リングも用意して頂いているので、そちらもサイズを確認。
シリンダは、排気ポート周辺が弱冠減ってましたが、
丸いところはちゃんと丸いし、まーまー良い品なんでないかと。
今回もピストンと合わせるには、少々ガバ目な気もしますが、
有り物で合わせるしかないので、贅沢は言えません。
少なくとも、狭くはなかったのは幸いでした。
ピストンやリングも少々手直し入れまして、
各部寸法の確認が取れた所で、いよいよ組み立て。
年代モノのガスケットキットに入っていた、銅製のヘッドガスケットは
緑青吹いて青くなってました(笑) たしか緑青って毒ですよね。
お腹痛くならないと良いなぁー
さー、いよいよ2stエンジン組み立ての個人的一番面白い所、
シリンダのベースガスケット調整。
多分、このシリンダはボアを拡大してるんだと思うのですが、
ポートの位置がちっと低めみたいです。
ポートに合わせ過ぎちゃうと、圧縮が落ち過ぎちゃうので、
とりあえずヨサゲな所で決めてみました。
てな事で、エンジンの組み立て作業完了~。
気が付けば、時間は22時半を回っておりました。
なんだかんだ、時間食っちゃうですなぁ。
後は、オーナーさん宅にある車体と合体を待つばかり。