ヤマハTW、しばし乗ってなかったら、
アイドリングしなくなっちゃったって事で、
整備のご依頼です。
数日前にお話頂いて、今は手一杯なので、8月末以降の作業でって
事になっていたのですが、本日午前中にとりあえず
ドライブチェーンの調整だけでもすぐにして欲しいというご要望で、
車体を持ち込んで頂きました。
チェーンの調整をしつつ、話をしていると、
なんかキャブだけ掃除すれば、アッサリ解決しちゃいそうな
雰囲気だったので、先行してやっちゃおうちう事に。
サクッとキャブを外して、フロートを開けてみると、
見事にスロージェットとエアの通路が詰まっておりました。
キレイに掃除して組み直し。
部品は一切交換しない作業ですので、組み立て後に
しばらくの間燃料を落として、オーバーフローの確認を
しつつ、最後に油面も確認。
超大急ぎでやっていたので、途中の写真はありません。
それにしても、この頃のゴムの部品って異様に強いっちゅーか、
結構キレイに掃除して、組み直すと使えちゃうんですよねぇ。
なんか、今では使えない、凄い原料使ってるんですかねぇ(笑)
燃料ホースがカチコチで、ヒビが入っていたので、
在庫のホースで使えそうなヤツから切り出して交換。
今気が付きましたが、このホース交換に関するの
お代をもらうの忘れた(爆) まー、いつもの事で。
で、エンジンを始動してみると、キレイにアイドリングするし、
妙な感じも無し。早速試運転に出かけてみると、ウインカーが
点かないのと、走行中にバコっとシート凹んだと思ったら、
シート下の電装系を詰め込んであるアルミ板が脱落しかけてました。
このアルミ板は、タイラップで吊ってあるだけという、
かなり思い切った作りになってまして、さらには電装の臓物が
上手い事納まってなくて、ライダーの体重が臓物を経由して
アルミ板を押してしまっていたようです。
ウインカー不灯は、外部から電源を突っ込んでみると
普通に点いたので、バッテリーの電圧が無かったのが原因な模様。
てな事で、ダメ元でバッテリーを充電しつつ、臓物の整理整頓。
若干ムリクリ感は否めませんが、シートベースに激烈干渉する事なく
納める事が出来ました。
結局、閉店時間ギリギリまでかかってしまいましたが、
超特急な整備、無事完了~。
お客さんに諸々説明して、バッテリー上がっちゃうようだたら
交換してねーって事で一件落着。
皆様からの作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>