ヤマハのXS650スペシャルという車両だそうです。
永きに渡り、車庫で眠っていたものを復活させたい、
というご要望です。
最近、ヤマハのYB90という車両でハマっておりますが、
似た様な作業は続くんデスの法則は、またもや当てハマった模様。
きっとまたハマるのでしょう。
しかし、何でしょう、このところ古いヤツの作業のご依頼が多いです。
今年はこういう路線で進行なんでしょうか?(笑)
とにかく、沼ってヤツですねぇ(笑)
まずは、スパークプラグに火が飛んでくれないと
お話にならないので、その辺りの点検から。
とりあえず、きっと12Vを入れないと火が飛ばない
タイプかと思い、クルマのバッテリーをジャンプコードで
接続しました。キックアームをスコスコやってみますが
火は飛びません。
ソコで気が付きました、なんとセルフスターターが装備
されております!おぉ、なんてコッタ!
きっとコレで回せば、ビシバシと火が飛ぶでしょう!!
というスウィートな思いは一瞬にして蹴り飛ばせれて
しまうのでした。
まー、人生、そんなに甘くは無いのです、きっと。
オーナーさん情報で、ご自身でヘッドライトレンズを外した時に
何本か配線が切れた、という事でしたので、その辺りに期待して
中を覗いてみました。
たしかに数本切れており、左のウインカーと、ニュートラルランプ、
前のポジションランプが点かない状態でしたが、残念ながら(?)
点火にまつわる線に異常は無さそうでした。
てな事で、確認が楽な先っちょから作業開始って事で、
イグニッションコイルの入力線から確認です。
電源オンで、12Vの電圧が来ますが、キックアームで
クランキングさせても波形に変化はなく、セルフスターターを
回すと電圧がドスンと落ちて暴れるので、多分バッテリーの
電圧が見えて居るだけなのでしょう。
次ぎに、一個遡って、ポイントの確認です。
ポイントから生えている線を外して、確認しますが、
導通がありません。クランキングさせても変わりません。
おー、コレか?
と喜び、接点をお掃除してみますが、さっぱり導通が
取れません。接点の合わせ面からは、白い何かがポロポロと
出て来るので、何かお腐れ物質が堆積しているのでしょう。
しつこく掃除しても、導通したりしなかったりで、
なんか調子悪そうです。とにかく作業を続けて、テスターを
当てて見ている限りでは、安定して回路の開閉が行われるように
なったように見えるので、全部配線し直して、火が飛ぶかテスト
してみました。
あー、飛びません。
ハマるのかぁ。
そうこうしている内に、お客様が部品やら整備資料やらを
持ってきて下さいました。
ちっと、資料を眺めながら、ナニがどうなっているのか
妄想してみたいと思います。
やっぱりハマるんだなぁ。