ハンターカブ キャブレター整備他

↑キャブレターの図

昨日に引き続き、ホンダ CT110ハンターカブの作業です。

 

↑ドライブスプロケット下から覗くの図

昨晩にエンジンを回してから、一晩放置しまして、
朝イチでオイル漏れをチェックしましたが、漏れは無い
みたいです♡ 自信満々な作業だったので、コレで漏れてたら
大ショックでした(笑)

 

↑とりあえず分解の図
↑お掃除第一開戦の図

まずは、キャブレター整備から。
燃料が、そこそこ漏れちゃっていたようで、
燃料漏れキャブアルアルな外観になっております(笑)
社外製のオーバーホールキットが手に入ったので、
掃除ついでに、ビシバシッと部品交換です。

 

↑お掃除完了~の図

なかなかヘヴィな汚れップリだったので、
キャブクリーナー戦を3回、ガソリンすすぎ洗い戦を1回って
感じでここまで来ました。
乾かすと、白っぽい汚れがまだ付いてますが、今回は
このくらいで勘弁して頂きます。

  

↑部品組み付けの図
↑交換した品々の図
↑車体と合体の図

お掃除が終わった所で、部品を組み込み。
老眼と不器用な太い指がうとましくなる作業です(笑)

キャブをエンジンに組み付けると、サラッとエンジン始動。
パイロットスクリューの微妙な調整にもキレイに応答するので
少なくとも下の方のセットは、ばっちりストライクゾーンに
入っているようです。

 

↑ドリブンスプロケット交換ちうの図
↑交換部品の図
↑タイヤ組み込みちうの図
一応、保護カバー使用

続きまして、リアタイヤまわり。
ドリブンスプロケットとタイヤとチューブとリムバンドを交換です。

ドリブンスプロケットは、メーカー純正が手に入らず、
やっとこ見つけた社外製の品で組立です。

タイヤ脱着にあたり、塗装されているリムの塗料が剥げて
しまわないように、一応気を遣ってみましたが、タイヤのビードを
落とした時点で塗料がパリパリ割れてしまったので、
あまり意味無かったカモです(笑)

 

↑リアアクスルシャフトの図
↑磨き完了の図

リアのアクスルシャフトが、錆びてしまって全然抜けなかったので、
組み込み前に磨いてみました。
旋盤にくわえてブン回してみると、結構シャフトが曲がっている
事が判明。何でか判らんですが、フランジ側の端から直ぐくらいの
ところからプ二っと曲がっているみたいです。
でもまー、ハブに通してみる感じでは、引っかかるような事は
無いので、余計な事して壊すのが怖いので、曲がりにかんしては
今回はスルーって事にしました。
後ほど、オーナーさんと要相談。

 

↑おNEWのチェーンの図

リアホイルが組み上がったところで、ドライブチェーン組み込み。
ところが、ジョイントのクリップ部分の飛び出しップリが大きいのか、
ケースカバーとのクリアランスが結構ビミョーになる事が判明。
コレは全くの想定外。
でも、内側のチェーンと車体のクリアランスは割と広かったので、
クリップを内側にセットするように組み付けて、ひとまず一件落着。
こちらも、オーナーさんと要相談。

 

↑エアクリーナーボックス整備ちうの図
↑新品エアクリーナーエレメントの図

ドライブチェーンも組み込めたところで、外していた車体に
組まれていた部品を組み立て。
組み付け前に、エアクリーナーボックスの中を掃除して
エレメントも交換です。こちらはまだ部品が出ました♡

 

↑フレーム穴拡大の図
↑ブラインドナット装着の図

アンダーガードを組み付けようとして、問題発覚。
っていうか、分解する時から何だろうと思っていたのですが、
フレームとアンダーガードを縫っている4本のボルトの内、
ナゼか一個だけ内側にナットが入ってました。
他の3箇所は内側に雌ねじの部品が溶接されてました。
多分、ここだけ雌ねじ部分が取れてしまったのだと思うのですが、
どうやってナットを内側に組み付けたのか謎な場所で、
毎回超絶面倒クサイ作業をするのは効率悪かろうって事で、
見つけてしまった者の定めとして、ブラインドナットを
生けて手当てしておきました。
まー、容赦無くフレームの穴は拡大させて頂きましたケド。

 

↑フレームのカバーのボルト穴の図
↑スペーサーカラー作製の図
↑スペーサーカラー装着の図

いよいよ最後にフレームのカバーを取付け。
と思ったら、カバーが変形しているか、ボルト穴が凹んでいるのか
良く判らんですけど、とにかく普通にねじ込むと、カバーが変形
しまくりな箇所があり、さすがにムリクリ締め付ける気には
なれなかったので、つじつま合わせにスペーサーカラーを作製。
無事、容赦なくボルトを締め付けられるようになりました。

 

↑フロントホイル組み込みちうの図

最後に、フロントタイヤを交換して、用意した全ての
部品の交換作業が完了~

 

↑復元完了~の図
↑焼けっぷり確認ちうの図

作業が完了した所で、試運転開始。
まずは、燃料を計量する為に部品を総取っ替えしてしまった
キャブレターの様子の確認から。幸いメイン系もバッチリ
ストライクゾーンに入っている感じで、ギクシャクする事なく
上から下までキレイに回りました。低速のツキ具合をみながら
アイドリングとパイロットスクリューの調整を行って
ひとまずキャブレターの作業は完了。

お次は、シフトダウン操作がスムーズで無いという事の
対応としてまして、シフトペダルを操作した時の、クラッチの
切れ具合(切れ出す位置)を調整。まー、調整前よりは
良くなったと思われますが、クラッチの切れだすタイミングは
人それぞれお好み加減もありかと思いますので、オーナーさんに
乗ってもらって、最後の調整をしたいと思います。

無意味に、鬼急な坂道に行って、副変速機の動作確認も行い、
一人喜んだところで、全ての作業完了~。(多分)
あー、なんか幸せな乗り心地の1台ですなぁ♪

あまり使う事ないと思いますけど、副変速機が装備されていると
思うだけで、大変楽しい気分になるし、乗り味も濃くて
見た目も良い雰囲気。ナルホド皆さんが欲しがる理由が
何となく判りました。ハンターカブ、奥深し。

皆様からの作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>

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