路上で止まってしまったドカティ916のトラブルシュートです。
症状と致しましては、加速時にガボガボっとおかしな
感じになり、瞬時にクラッチを握るとそのままエンジンストール。
加速中、パッと視界に入っていたタコメーターの針の動きは
踊っておかしな感じでした。
その後は、キーをオンオフしても、燃料ポンプは回らず、
警告灯類もうっすら光ってるかなぁ~程度。
この時点で、多分発電しなくっていて、バッテリーに
蓄えられた電力で走っていて、力尽きたのであろう、
という予想はしてました。
車両を回収してきて、バッテリー電圧を測ると、10.5V程まで
落ちてました。その時点では原因がバッテリーなのか、発電系
なのかの判断は出来ませんでしたが、バッテリーは充電できて
エンジンを始動する事に成功。バッテリーの端子間電圧を
計ると、始動前12Vからどんどん降下して行くのが
確認でき、1分程のエンジン運転時間であったにも係わらず
ボルテージレギュレーターは割とチンチンに暖まってました。
まー、多分、レギュレーターがお星様になってしまったのでしょう。
発電用のコイルがお星様って事も有りうるので、
アースとの導通と、コイル両端の抵抗値を確認。
大丈夫そうですが、何か数値的に確認できる事は無いかと
整備資料をひっくり返してみると、エンジンが回っている際の
発電用コイルの解放電圧が載ってました。
実際にエンジンを回して、コイルの電圧を確認してみると
なんかソレっぽい電圧が出ているので、コイルは無事でしょう
って事にして、オーナーさんに報告。
新しいレギュレーターを用意する事になりましたとサ。
部品が届いたら、一件落着。
に、なると良いねぇ~(笑)