ひび割れトップブリッジ修理、完了~

↑何か沸いたトコロを削ったの図

昨日シールドガスが無くなって、中断しておりました
トップブリッジの溶接作業、再開。

 

↑内側の溶接開始の図
↑マッハでプクプクの図

欠けた断面に「す」が入っていて、かなりイヤな予感は
あったのですが、悪寒的ちう。
「す」ゾーンに突入すると、プクプクと何かが沸き上がって
ブローホール的なヤツが出来まくります。

 

↑ダメな部分を削るの図
↑沸き上がるの図

沸いては削りを繰り返しまくり、いよいよココロも折れ始め、
泣きが入ったトコロで作戦変更。

 

↑大規模工事になっちゃったの図

クリーニング幅を激狭くして、なるべく余計なトコロを
溶かさないようにやってましたが、地雷のようにそこら中
沸き上がって、どんどんダメなトコロを増やしてまいました。

もうこうなれば、問答無用でぶっ放す方針に転換。
クリーニング幅も広めに取って、電流ビシバシ。
プクプク沸くのも、ガンガン溶かして力でねじ伏せる感じ。
おかげで、溶かした面積はえらく広くなってしまいました。

やれるだけの事はやりました。仕方ない。

 

↑溶接作業完了~の図
↑そーっとやった方の図
↑ぶっ放した方の図

そんな訳で、どうにかこうにか溶接完了。
今回は、トーチが入らずかなり厳しい箇所の作業でした。
盛り上げちゃった部分は、オーナーさんご自身で削るという
事なので、ワタクシのパートはここまででございます。

今回のような案件は、本来溶接で対応というのはお勧めできず、
トップブリッジごと新造してしまう方が効率良いかと思われます。
が、ステムとフォークが平行でなく、量軸間のオフセット量を
どうやって決めて良いか判りませんのでそうも行きません。
なかなか手に入らない部品という事なので、溶接案は致し方ない
感じでした。
あとは乗ったら、また直ぐに割れる、という事が無い事を祈る
ばかりでございます。

どうしようもない場合は、ご相談下さい。
やれる範囲でがんばりまーす。
皆様からの作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です