メルセデスベンツ 310D トランスミッション組み立ての
最終段階でございます。
って事で、前回の作業に引き続き、シールの打ち込みから。
ケースを引っ張る為に作った工具の先っちょに、
シールを打ち込みたい深さに設定して削ったアダプタを作って、
専用シールドライバに変身させます。
道具作るのに時間はかかりますが、ケースの端面に
ほぼ平行に、さらに打ち込む深さをほぼ完全にコントロール
出来るし、作業時間は一瞬で済むので、めんどっちー
ですが、ここの時間は惜しまず使います。
おかげで、何も考えず、マッハでイメージどおりに組み立て完了♡
出力側にフランジをくっつけ、入力側にクラッチのレリーズを
くっつけたら、いよいよ組み立て完了~
クルマの下でゴソゴソやるのは面倒クサイので、先にオイルも
入れちゃいます♡
インプット側のシャフトに被さっている、レリーズベアリングの
スライダー、先っちょが絞ってあるのですが、なんかクリアランスが
狭すぎて怖いので、ちっと広げてしまいました。
なんせ、いろいろガタがデカいッスから。
いよいよ車体に組み付ける訳ですが、その前に
プロペラシャフトの整備も少々。
まー、古いグリスを掃除して、新しいのを入れただけですけど。
そんでもって、前々から組みたかった、伸縮する部分の
スプライン部をカバーするゴムの蛇腹、遂にくっつけました。
ずっと前に、四輪の部品屋さんに頼んで取り寄せてもらい、
プロペラシャフトを切るのが面倒で放置ちうでありました。
でも、バンドのサイズが片方大きすぎて、使えませんでしたけど(笑)
部品番号指定して発注した訳でなく、部品屋さんに調べてもらって
入手してるので、文句は言ってイケません。
ちゃんと部品番号で発注しなかった自分の落ち度って事で。
って事で、いよいよ積み込み。
足場の良いところであれば、なんとか持って歩けますが、
クルマの下では1cmも浮かせられませんでした。
あー、リフトとか有ったら、良いのになぁ~♡
そんな訳で、手持ちのモノと無い知恵でどうにかカバー。
まー、なんとかなるモンっすね。
でも、シール打ち込みからの一連の作業を一日で済ますには、
ちと経験不足でえらく手間食いました。
朝から飲まず食わずで、どうに完了。体重が3kg減ったサ~♪
諸々、組み立てが終わって、いよいよ試乗。
いやー、途中で何か有っても、バイクみたいに
押して帰って来るって訳にはイカンので、かなりキンチョー。
なんせ、全く訳も判らん品物を出たとこ勝負で組んでいる
上に、合わないベアリングを勝手にスパンを設定して組んだり
している訳で、とっても不安要素満載な訳。
イヤー、脇に汗かくかく。
ともあれ、走らせてみるしかない訳で、度胸一発
行ってみました。とりあえず、ちゃんと走って一安心。
そもそも、この作業を始めちまった一因である
気になっていた音も、完全に消えた訳ではないけど、
かなり小さくなりました。
それに、一連の作業でハッキリとは判らなかった音の原因も
実際に動かしてみて、やっぱアレだったのであろうという
感触も掴めました。次にもう一度開けるならば、また違った
アプローチができる事でしょう。
機械を調子良く回すには、いかに震動をコントロールできるかに
よるのだ、という事が実感でき、非常に勉強になりました。
いやー、良い経験が出来たゾと。
ちなみに、この後も、シフター機構がなじむまでにかなりの
スッタモンダがあったのですが、そのお話はまたいずれ。
まー、このクルマに関しては、まだまだ他にやりたい、
やらねばならぬ事が満載なので、まだまだ沢山経験が
積めそうです。