ハンドルバーウエイトについて実験と考察

↑JA07カブプロのハンドバーウエイトの図

公道を走るバイクに、よくハンドバーウエイトが仕込まれておりますが、
アレの効果について体験した事が無く、今回機会に恵まれたので、
実験してみる事にしました。

 

↑スタンダードなウエイトの図 380gナリ
↑当店謹製ハンドルウエイト的エンドキャップ(?)の図 73gナリ

って事で、先日オーダー頂いたのと同じような品を
普段乗り回しているJA07のカブプロ用にも作ってみました。

スタンダードなウエイトは、非常に大規模な品で、メカタは
片側380 gもあります。これだけの重量がハンドルバーの
先っちょ付近に載っかっているのですから、それなりのエネルギーを
持つ事になるでありましょう。さらに、ガッツリとゴムと浮かせて
固定されているってのも、何か意味がありそうですねぇ。

一方、当店謹製のハンドバーウエイトって言うか、バーエンドキャップ的な
品は73 g。何と、コレだけで600 gも軽量化されてしまいます。
実際、センタースタンドを立てた状態で、ハンドルを動かしてみると
圧倒的な違いを感じる事ができます。

 

↑組み換えてみましたの図

さて、実際に走らせた感じですが、実は付け替えた事を忘れて
普通に走り回っていて、交通量少ない道を走り回っている際には
その差を全く感じてませんでした。
気がついたのは、強風の中、流れの速い国道を走っている時。
明らかに風にあおられた際に舵角が付くので、何かおかしいと
感じて、良く良く考えて実験中な事を思い出した次第。
あはははー♡

しかし、ストップ&ゴーな交通事情だと、かなり差があります。
走行中にハンドルバーと車体の震動が共振する点がいくつかあり、
一番はアイドル状態の時にかなりブルブルします。
走行中の共振点は、あー、まー、あるねーってくらいです。
って言うのも、ワタクシは普段からあまり人権を考慮していない
シングルエンジンのノリモノばかりを好きこのんで居る為、
カブの震動はそんなに酷くは感じられないのでありました。

って事で、今回の実験、ことワタクシ的な立場からすれば、カブプロに
わざわざ重たいハンドルウエイトを載せて走るより、軽い方が良いでん
ないかい? でも、軽量化の恩恵なんて、ほとんど感じないけどねー。
じゃー、売ってる状態そのマンマで、全くもって問題無いじゃーん!
って結論で締めくくらせて頂きます。

裏返すと、あんな些細な震動(あくまでも個人的にはね)にまで
気を使った設計をしなければならない車両メーカーの皆さんの
努力とご苦労には頭が下がるばかりでございます。
このトシになりまして、人の物事に対する感受とは比較対象ありきである、と
つくづく感じるので、あの程度のハンドルバーの震動が気にならないように
免許証を発行する前に、必ずKX500辺りのちょっと人権無視系なヤツを
バリーンと試験場内一周くらい体験してもらっておけば、たいがいのモノは
何の問題もなくなるんでないかと思うのですが、いかがでしょうか。

いやー、今回も勉強になってしまった。
ハンドルバーウエイト、侮り難し!

投稿者: okamochi@tensyu

個人事業主にして、岡本商店 店主。

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