XR75スイングアームリアショックマウント部分補強

↑作業ちうの図
 

ちょっとの前の話になりますが、XR75スイングアームの
リアショックマウント部分を補強しました。

えー、モンキー用のアルミスイングアームらしいのですが、
リアショックが外側へオフセットして取り付けあてある事と、
バネレートが非常に高い事も手伝って、マウント部分が曲がって
垂れ下がってきてしまったそうです。

さて、どーしたものか。
お客様は、アルミ材を溶接してというお考えのようでしたが、
まだリアショックも暫定仕様で、違う物になる可能性高しって事なので、
今回は諸々調整できるように、ボルトで固定してみる事にしました。
要は、マウントボルトがおじぎしてしまわないように、
ボルトの先っちょの方でスイングアームにほおづえを付ければ良い訳で。 

  

↑スイングアームケガキ線入れるの図
↑穴開けるの図

まずは、ネジ穴を開けられそうなスペースを見つけて、
適当に穴を開けました。今回はM5のボルトを3本。
はい、コレ3本ってのはかなりな鬼門です。
やった事ある方なら判ると思いますが(笑)

 

↑プレート作製ちうの図
型紙で適当に形を決めて、3mmの板切り出し
↑仮止めちう
↑ネジを通す穴あけたの図
↑スペーサーカラー組み込み~の図

で、リアショックの下側のマウントボルトに
作ったプレートをガッチリ固定。スイングアームのネジ穴位置を
プレートに写し取って穴を開けます。
そんでもって、スイングアームとプレートとの隙間に、
チョッキリなスペーサーカラーを作れば、ほおづえ完成!

 

↑旋盤作業完了~の図
↑フライス作業完了~の図
↑スイングアームに組み込みの図

で、右側のリアショックマウントボルトが短くて、
ブレートを挟み込むと、3山も噛まなくなってしまったので、
新しいボルトを作製。

 

↑プレート塗装ちうの図
ジンクのスプレーにしてみました
↑ボルトメッキちうの図
スズでメッキしてみました
↑部品の表面処理完了~の図

 今回、S45Cの丸棒とS50Cの板だったので、すぐに錆びちゃうのは
間違い無く、それも忍びないので、ちっと表明処理。

 

↑作業完了~の図
キャップボルトの頭もちっと削ってみた

えー、何だカンダと今回もスッタモンダしましたが、
なんとか形になりました。
リアショックの仕様が固定されるまでは、コレでどうにか
しのいでもらえればと思いまーす。

投稿者: okamochi@tensyu

個人事業主にして、岡本商店 店主。

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