ここのところ作業を進めております、スコルパの
SY250 Longride というモデル、なんとなく作業完了。
先日は、フロントまわりが終わったので、
リア回りの作業スタート。まずはタイヤ交換から。
トライアルモデルのチューブレスの機構、初めて見ました。
なんかブ暑いリムバンドみたいなのが、
リムに接着されているんですかねぇ? おいそれと剥がれそうな
雰囲気でなかったので、しつこく触りませんでしたが、
案外サラリとした構造でニップル周辺をシールしている模様。
ほほー。
で、なんかやり方がマズいのか、なんか判りませんが、
タイヤに空気を入れようとすると、リムとタイヤの隙間から
スカスカ空気が漏れてしまって、ビートを上げるのに
スゲー苦労しました。4輪車なんかでも、たまにマジで上がらない
ヤツがありますけど、今回はソレに匹敵する感じでした。
エアコンプレッサーの圧縮空気で何とか上がりましたけど、
手動の空気入れとかでは不可能な作業ですなぁ。
コレまた、知らぬ世界を垣間見られました。
お次はオイルがダダ漏れな排気ポートの手当て。
どうやったらフロントパイプが外せるのでしょう。
結局、サイレンサー、エアクリーナーボックス、
リアショックをはずして、やっとこチャンバー的な部分が
動かせて、初めてフロントパイプが外せるようです。
うー、面倒クサイ構造だ。
とはいえ、ここまで15分とかからず分解できる辺りは
流石な感じです。
さて、作業に当たり、排気ポートのガスケットを用意して
もらってあったのですが、実際に分解していみると交換した
ばっかりっぽいのが組んで有りました。
(この車両、最近個人売買で手に入れたばかりだそうです)
排気ポートを掃除して、新しいガスケットを組んでみましたが、
潰れ代もあまり大きくなさそうなので、割とチョッキリと
面を出して当ててやらないと厳しい雰囲気で、その辺りを
シカトで新品ガスケット組んでも、またデロリアンになりそう
なので、ペーパーと砥石でチョイチョイ手直ししてから
組んでみました。
結果は、良好♡
お次は液モノです。
排気ポートの漏れチェックで、エンジンもビミョーに暖まった
トコロで、まずはミッションオイルから交換。
ぬわんと、とってもキレイなオイルが出て来ました。
あー、交換してもらってあったのカモしれませんね(笑)
次に冷却水。こちらはキャップ周辺に析出物が大量に付着
しており、クーラント自体も何か別のモノになりつつある
雰囲気でした。とりあえず、車体を外にだして、水道水を
ガンガン回して水路の中を掃除しときました。
ホントはラジエターとホース外したいトコロですけど、
ご予算の関係もありますしね。
お次は、リアのブレーキとクラッチのフルード交換。
コヤツはクラッチもブレーキフルードを使うタイプでした。
リザーバータンク内は拭き掃除して、レリーズシリンダや
キャリパーはモミモミ。最後にフルードを入れて変えて完了~
そんな事していると、オーナーしご来店。
まー、登録する事も無いだろうし、保安部品は取り外して
しまえー、というご要望。
ハンドルのスイッチも外してしまい、ワイヤーハーネスも
前後に伸びているヤツ共に、外せるだけ外してしまいました。
あー、もう、また組み付けるなんて事になると、大変だぁ~。
最後にエンジンの切るスイッチ用の配線だけ新造して
ハンドルの方まで伸ばして、作業終了~。
キルスイッチは、オーナー氏が何かお好みのヤツを用意して
来てくれるそうです。
後は、リアブレーキディスクの手配が付けば、
イヨイヨ走らせられます。オーストラリアのお店に問い合わせして
適合部品が手に入るトコロまでは調べが付いており、平行して
現在国内でウッカリ在庫があったりしないのか問い合わせちう。