オモチャ火を噴く

↑本日のお題の図

ブレンボのフロントブレーキマスターシリンダの
リザーブタンクフタのネジ、
何をしても緩みません(ムキー)

 

↑頑固に固着なサラボルトの図

片側はどうにか回ったのですが、もう1個がどうしも回りません。
いよいよプラス型の溝も怪しくなってきて、通常の打撃的な手法が
効かぬ線が濃厚。次なる作戦を練らねば、ネジの頭をナメて
しまいそうです。

打撃系がダメなので、次の作戦は加熱系です。
が、ゴムパーツが沢山入っている部品なので、
ピンポイントでネジだけ加熱は難しいのです。
以前でしたら、ネジは壊しますが、ネジの頭に何か溶接
という手段でしたでしょうが、これもかなり上手くやらないと
ゴムパーツへの熱の影響は免れず、更にアルミ製のフタにも
アークが飛んでガガーンという結果もまねき兼ねません。

 

↑点火の図
↑ファイヤーベイベぇ~の図

そこで、思い出しました、先日入手したオモチャ(!?)を!

炎が超絶細いトーチです。
別の目的で購入しましたが、そちらではイメージとは全く違って、
見事にガガーンな結果を招いておりましたが、ココでは良いカモ。

ってな事で、実戦投入。

 

↑回ったの図
(ピンボケでスンマセン)

想像以上にピンポイントで狙えます。M4の皿ボルトのみを
炙る事ができて、見事にネジも回りました。
流石にカバーの塗装は少々ダメにしましたが、
カバー自体の熱が触れる程度までしか上がらず、
カバー直下のゴムの膜は無事でした。
おぉ、なんと素晴らしい。
適材適所とはこの事でありましょう。
ワタクシの欲しい欲しい病も無駄では無かった。

ちなみに、ここで、たかがネジ一本緩める為に掛けてるコストは?
なんて事は絶対に考えてはイケマセン。実に不毛です。

 

↑お掃除&エア抜き完了~の図
作業前のアベシ状態な写真は撮り忘れました

てな事で、最近仲間内で良く耳にする、
「やっぱ道具だね」
というセリフを地で行く結果となりまして候。

以前でしたら、壊して通った道を、いなして抜けて通れたのでございます。
んー、成長なのか、歳なのか。バカとハサミは使いよう。
ともあれ、これにて一件落着。

投稿者: okamochi@tensyu

個人事業主にして、岡本商店 店主。

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