隠れお腐れマスターシリンダ

↑リアブレーキ作業ちうの図

99のフサベルFC501、どうもリアブレーキを引きずるので、
整備していたのですが...

 

↑マスターシリンダ外したの図

お定まり的なブレンボ製品です。
キャリパーからパッドを外して、ピストンをせり出し、
押し戻そうとすると全く戻りません。
お腐れマスターシリンダで、ピストンが戻りきらずに、
リザーブタンクとシリンダの通路が開通してないの?
というような、単純な考えの元、とりあえず分解して、清掃。

が、マスターシリンダの中は、割と最近部品が交換されたのか、
多少の汚れや、水分吸っちゃったフルードが固まったお腐れ物質は
析出しているものの、ピストンも含めてキレイなモンだし、
大変動きもスムーズでした。
リザーブタンク側からエアを吹き込むと、多少抵抗があるかなぁ
くらいなモンで、エアは通ります。
まー、なんかご機嫌ナナメだった?くらいに思って、一応リザーブタンク側も
キレイに掃除して、チューブにもエアーを通しから組み立て直し。
コレで楽勝で直っちゃったっしょ?と思いながら、フルード入れてみるも、
やっぱりピストンは戻りません。

ぐお、面倒くせぇ。
なんでだぁ?

 

↑比較ちうの図

てな事で、なんかピストンがとってもキレイだったので、
違う部品が入っちゃってるとか?なんて疑心暗鬼状態に突中。
ふと、同じマスターシリンダを持っていた事を思い出しまして、
なんとか発掘に成功。分解比較してみるも、なんか同じサイズに
しか見えない部品なんですけどぉ。

なんでだぁ~?

 

↑凄い事になっていたの図

うぅ、チクショー、30分くらいで終わっちゃうぜぇ~って
楽勝気分だったのになぁ。
仕方無いので、再度分解。とにかく、リザーブタンク側へ
フルードが戻らないのだから、その通路を重点的に見るしかねーす。
で、幸い比較対象があるので、圧縮空気を吹き込んだ感じとかを
比較するのですが、同じような感じにしか思えません。

こうなると、もうまだ見てないトコロを見るしかないので、
普段は外さないリザーブタンクへのジョイント部分を分解してみると
中がスゲー事になってました。
ココってば、古びたヤツは一度外すと壊してしまう事が多いので、
まず外さないんですけど、中がこんなになっちまうとは。
空気だと通るけど、液の中ではゴミが詰まって通路がふさがって
しまうのでしょう。

↑リアホイルアクスルシャフト磨き完了~の図
コイツもサビサビで固着していて抜くの大変だった

てな事で、キレイに掃除して組み直すと、
普通に動くようになりました。
あー、これで毎日の移動が楽になったわー。
(って、サッサとやっちゃってれば、もっと前から楽だったのにねぇ。)
結局、半日がかりの作業になっちまって、何だカンダ考えると
マスターシリンダごと交換しちまった方が全然良いじゃんって
事になっちゃいますねぇ。
そう考えちゃうと、なんか不毛な時間を過ごした気がする。

しょぼぼぼぼ~ん

投稿者: okamochi@tensyu

個人事業主にして、岡本商店 店主。

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