ブレンボのフロントブレーキマスターシリンダの
リザーブタンクフタのネジ、
何をしても緩みません(ムキー)
片側はどうにか回ったのですが、もう1個がどうしも回りません。
いよいよプラス型の溝も怪しくなってきて、通常の打撃的な手法が
効かぬ線が濃厚。次なる作戦を練らねば、ネジの頭をナメて
しまいそうです。
打撃系がダメなので、次の作戦は加熱系です。
が、ゴムパーツが沢山入っている部品なので、
ピンポイントでネジだけ加熱は難しいのです。
以前でしたら、ネジは壊しますが、ネジの頭に何か溶接
という手段でしたでしょうが、これもかなり上手くやらないと
ゴムパーツへの熱の影響は免れず、更にアルミ製のフタにも
アークが飛んでガガーンという結果もまねき兼ねません。
そこで、思い出しました、先日入手したオモチャ(!?)を!
炎が超絶細いトーチです。
別の目的で購入しましたが、そちらではイメージとは全く違って、
見事にガガーンな結果を招いておりましたが、ココでは良いカモ。
ってな事で、実戦投入。
想像以上にピンポイントで狙えます。M4の皿ボルトのみを
炙る事ができて、見事にネジも回りました。
流石にカバーの塗装は少々ダメにしましたが、
カバー自体の熱が触れる程度までしか上がらず、
カバー直下のゴムの膜は無事でした。
おぉ、なんと素晴らしい。
適材適所とはこの事でありましょう。
ワタクシの欲しい欲しい病も無駄では無かった。
ちなみに、ここで、たかがネジ一本緩める為に掛けてるコストは?
なんて事は絶対に考えてはイケマセン。実に不毛です。
てな事で、最近仲間内で良く耳にする、
「やっぱ道具だね」
というセリフを地で行く結果となりまして候。
以前でしたら、壊して通った道を、いなして抜けて通れたのでございます。
んー、成長なのか、歳なのか。バカとハサミは使いよう。
ともあれ、これにて一件落着。