何だか、連続して作業の時間が取れず、ズルズルと遅れ気味な
作業全般でございますが、先日よりネチネチやって参りました
ホンダのCRF450Xの作業が、やっとこx2完了致しました。
で、最後にサクっと終わらせるハズだったフロントフォークの整備、
やはりコイツは一筋縄ではいきませんでした。
アウター側のオイルが激汚れ。インナーダンパーのオイルもモチロン
ラメラメ。まー、コレはヘビー級なライダーが散々いじめたので
十分に想定できましたが、アウターのこの汚れップリは何でしょう?
チューブの底にも、ヘドロ状の暗黒物質が沈殿しまくり。
掃除するのも一苦労ですわ。細長いチューブの内側は、
ナイスなサイズの角材の先っちょに紙ウエスを巻いて、ひたすら
クルクル回しながらシコシコ磨きます。プリミティブな手法でございますが、
今んところコレが一番スッキリするデスね。
出て来たバネが、あまり見た事ないくらい真っ黒でございます。
多分オイルに浸っていなかったであろう部分が真っ黒なので、
サビの一種なのか、オイルが変質したモノなのか、何でしょうなぁ。
オイルの汚れ原因はコレなのかも。
おそらく、乗らない間に暗黒物質がバネの表面に生成され、
たまぁ~に乗ってチューブの内側と擦ってコソぎ落とされたモノが
オイルに混ざる的なストーリー?
ともあれ、気にくわないので、レーシングな装いのバネに
してくれたわっ。
インナーチューブの角っちょが鋭くて、手が切れそうなので、
気が済むまで面取り♡ ざまーみろ♪
スッタモンダして掃除が終わり、サクっと組み立て。
やっとこフォーク組み立て完了。
車体へ組み付け中に、フロントブレーキキャリパーも整備。
組み上げてから、チロリと作業場の裏を走らせて、エンジンオイルと
ミッションオイルをかき混ぜてから、交換。
って事で、やっとこ整備完了。
ここまでくると、エンジンもやりたいッスねぇ。
スタンドから降ろした瞬間、笑える程のしなやかさで
サスペンションがストロークします。ちっと乗った感じも超ナイス。
使い込んだ車両を整備すると発する、この独特ないぶし銀的
乗り心地がタマランですわー。コレが使い倒してしまった後だと
いくらやってもこの感じが出ないんですよねぇ。
新車の固くて乗りにくいのを乗り越え、コツコツシコシコ手をかけ
ながら使い込む、タマゴッチ的苦労をしないと、なかなかコレは
味わえないッスよ~ん。
(ま、タマゴッチ触った事ないですけどね)
あー、整備後の一番オイシイ時間に自分が乗れないのが残念!