センターに穴が開いていない、シトロエン用ホイルのバランスが
取れるように、ホイールバランサーにアダプタを作ってみました。
何の事かと解らんカモしれませんが、一般的なホイールバランサーに
ホイールをセットする場合、ホイールのセンターに開いている穴の中心を
回転軸とみなし、そこへテーパー状のコーンを押し付けてセットします。
結構乱暴です。
しかし、ナゼだかシトロエンのホイールにはその穴が無いので、
テパーコーンを使ってセットする仕組みのホイールバランサーには
セットする事ができないのであります。
もしかすると、クルマ創生期のおフランスな人々は、普段から暴露されて
ハブセンターの面が荒れ、ホイルのセンターがだんだんアバウトに
なって行くのが許せなくて、ハブセンターの穴をチョッキリ維持管理して
ホイルをセットする事をヨシとしたのカモ知れませんなぁ。(かなり妄想)
でも、見た事のある古いルノーの3穴仕様ホイルには、ハブセンターの穴は
用意されてなくて、ボルト剪断力だけでセットされていたけどネ。
その辺りの事情に詳しい方、解説Please!
↑届いた材料の図
↑切削ちうの図
↑穴あけちうの図
↑アゴ付きナット作成ちうの図
↑バランサーと合体の!図
↑回転ちうの図
って事で、お預かりしたホイルから数字を拾って、アダプタを作製致します。
多分、バランサーのメーカーが、その辺りのアタッチメントもバッチリ用意していると
思いますが、ソコはホレ、ご予算の問題やら、作る楽しみやら?
バランサーとアダプタの軸は超チョッキリと芯が出て、更にソコへホイルのセンターも
キッチリドッシリ乗るようにネチネチと作り込み、なかなかの逸品に仕上がったかと(笑)
今回は以下の仕様で作ってみました。
PCD 107.95mm
センターハブ径 65mm
現在お預かりしているホイルは5穴ですが、どうも同じPCDとセンターハブ径で
4穴のモノも存在するらしいので、チャッカリ対応できる仕様といたしました♪
更に、もしかしたらスタッドボルト径が違ったり、ホイルのボルト穴径が違ってたり、
ド鉄ちんホイルとアルミホイルのように、ボルトの座からホイルの座面が
異なるホイルにも対応できるように、アダプタには細いM8のスタッドボルトを
立ててみました。これにより、ホイルを押さえるナットだけ合わせ込めば
いかなる状況にも対応できるのであります。
ホイル単体でバランス取ってからタイヤを組むとか、ウエイトが極力
少なくなるように、ホイルにタイヤを組み込む角度を調整する、とかとか♡
忙しい他店には真似の出来ぬ、ヒマ人オペレーターによる
ネチネチホイールバランス取り、承ります♡
万が一、貴方様の車のホイールが合わなくても、大丈夫。
お時間(とご予算)さえ頂ければ、ホイルバランスが取れるように
アダプタ作ちゃいますヨ♪
皆様のご用命を、お待ちしております。
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