LET’S4ドライブベルト切れ修理 その2

↑ベルト入荷の図

年明け早々、修理のご依頼を頂いたスズキのレッツ4、
部品が届いたので、早速組み込み。

 

↑キックスターター整備ちうの図

毎日通勤に使われているとの事で、
現在さぞご不便な生活を送ってらっしゃるでありましょうから、
なるべく早く部品が入手できるよう手配させて頂きました。
お正月休みも早々に、部品供給に尽力してくださる業者さん
運送会社さん、感謝感謝でございます。

てな事で、夕方に届いた部品、皆さんの大急ぎを無駄に
しないよう、当方もマッハで仕上げます。
まずは、粉砕さしたベルトのカスまみれになって
動かなくなったキックスターターの整備から。
できる限り分解して、ダストを取り除いて、
新しいグリスを入れてくみ上げます。

 

↑ドライブ側プーリー整備ちうの図
↑段付きウエイトローラーの図

お次はドライブ側のプーリーの整備。
こちらもカスまみれブーでした。

ウエイトローラーの段付きっぷりがハンパでなかったので、
良い機会ですので、交換しておきます。

 

↑ドリブン側プーリーとクラッチの図
↑張り付いているグリスの図
↑クラッチシュー掃除完了~の図

お次はドリブン側のプーリーとクラッチ。
こちらもベルトのカスまみれなのですが、今回の一件とは
関係なく、プーリーのスライド部分からグリスが漏れちゃってる
ようで、クラッチのアウター側の内側にグリスがびっしり
こびり付いてました。経験上、こうなっちゃうとクラッチのつながり方が
唐突になって、半クラッチ状態が不安定になります。
低回転では進まず、回転が上がってくると、いきなりドスンとつながる感じ。

お客様とも相談した結果、あまりお金をかけたくないとの事で、
とりあえず、今つかってる部品をなるべく脱脂して、再利用する事に。
油を吸ってしまっているであろうクラッチシューは、しつこく脱脂した
後に、粗めのペーパーで表面を一皮剥いて組み立てました。

 

↑ケースお掃除完了~の図
↑臓物組み込み完了~の図
↑エアークリーナーエレメント交換の図

そして、いよいよ全体を組み立てです。
適宜軸関係に給油しながら、新しいベルトと
プーリーを組み立て。キックスターターも組み付けます。

最後に付随してはずしたエアクリーナーボックスと
シートを取り付けて作業完了!

 

↑作業完了~の図

組み立て終わると早速試乗!
と思ったら、いきなりエンジンがかからなくて超焦り。
一旦エアクリーナーを外して様子をみている内にエンジン復調。
なんか、プラグがドかぶってたみたいな症状でしたが、
すっかり調子良くアイドリングし始めました。
原因は全く不明ですが、まー、今回の作業依頼には含まれていないので
先に進みます。

気を取り直して試乗してみいると、クラッチは至って普通な振る舞い。
元が判らないので、なんともいえませんが、とりあえずコレで
またグリスが飛び散るまでは問題なく走れるかと。
肝心のベルトの方は、当然全く問題無し。新しいウエイトローラーと
相まって、スピードもぐんぐん伸びていきます。

あー、良かった。
正月明けであったにも関わらず、運良くお預かりから中二日で
修理を完了させる事ができました。

皆様からの作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>

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