Sherco TRIAL キャブレター整備

シェルコのトライアル、整備のご依頼です。
なにやら、エンジンの吹けっぷりがおかしいので、
キャブレターやらスロットルワイヤーやらを
整備して欲しいというご依頼。

　

イマドキなシェルコのトライアルモデル、初めて触ります。
リアパートはM6のボルト４本と、キャブレターの
マニホールドのバンドを緩めるだけ。
そのまま、燃料ホースを外すと、燃料タンクが外れます。
あっという間に外装が外れて、かなり好感触♡

　

キャブレターはケーヒンのPWKのようですが、
ED車についてるヤツとはちっと仕様がちがうようです。
フロート室のパイプがひっかかって、なかなか外せず
何か勘違いがあるのかぁ？と、ちっとドキドキ。

　

なんだか良く判りませんが、エアクリーナー以降の下流側の
チューブ内やらキャブレターの中が、鬼ホコリまみれブーに
なってしまっており、全部外してお掃除しました。
不調の原因は、このホコリっすかねぇ？

で、エアクリーナーエレメントをセットするのに、
エアボックスの入り口がスゲー狭くて、エレメントが
ホントにちゃんとハマっているかサッパリ判りません。
こらー、慣れるまではちっと大変カモ。
幸い、下流側からのぞき込める状態だったので、
ハマりっぷりを確認。おー、ちゃんとハマってますな。

スロットルワイヤーは、スライドバルブ内のリターンスプリングの
座りっぷりが結構ビミョーで、上手い事納めないとゴリンゴリンと
バネがバルブ側面に擦る感触がスロットルグリップに伝わってくるようです。
何回か組んではバラしを繰り返して、あまり引っかからないように
組み立てられました。バネがビミョーに歪んでいるのか？

　

てな事で、今週末の走行に間に合わせるべく、
昨晩ヨナベして作業を進め、午前中には作業完了。
（なもんで、写真はほとんどありません）
裏の原っぱでちっと試運転してみましたが、
ワタクシレベルでは、まー妙な挙動は感じられないように
思えたので、オーナーさんに出来ました連絡をして一件落着。

ここ最近、トライアルモデルを触らせてもらう機会が
増えましたが、オーナーさん好みのセッティングがかなり色濃く
反映する世界のようで、バランスをくずしたらエライこっちゃな
事になりそうで、作業をさせてもらうのが結構怖いです。
さて、今回の作業結果は如何に。結果を待ちましょう。