エンジンが不動に陥った、ロコン スカウト、
純正部品が手に入らず、ロシアンルーレット的に
中華なソリッドステートイグニッションコイルを
入手して、一か八かの勝負です。
当初、純正のコイルが、鉄心とコイル部分だけ分解できる
構造であった為、なにか使えそうな汎用エンジン用の部品を
手に入れて、コイル部分だけ入れ替えて使ってみようという
漠然とした計画でありました。
が、実際に入手できた部品は、鉄心とコイルが樹脂で固められていて
分解出来ませんでした。そもそもコイル部分のサイズが全然デカくて
入れ替えなんてできそうにないし。
が、奇跡的に両サイドの鉄心の幅が良く似ていたので、
穴だけ開け直して使えないか試してみる事に。
コイルの鉄心の端面を基準にして、
純正の部品の穴位置をコピー。ラッキーな事に
穴を空けたい部分に十分に肉がありました。
鉄心は薄い板材を積層してあり、そこにピンのような物が貫通して
ひとまとめになっている構造なのですが、うかつにも加工部分の両脇を
押さえずにドリルで切り込んで行ったら、鉄心をまとめているピンが
浮いたしまったようで、板が次々にめくれ上がって板材同士に隙間が
できてしまいました(笑)
チャッキングをやり直し、エンドミルで最終的に狙った
楕円に加工。
いやー、ホントに欲しい位置に穴をあけられるような
肉に余裕がある部品でラッキーでした。
で、やっとこ取り付けられる穴が開いたところで
実際にエンジンに組み付けてみます。
やっぱりコイルがデカすぎて、周辺部品に干渉します。
クランクシャフト軸方向の位置関係も変わりますので、
その辺りがどう性能に影響するのか...。
それらは、まー、さておき、とりあえず
火花が出るのかテストしてみると、か細いながらも
スパーク確認! お~、タイミングとかどうなっちゃってるのか
良く判りませんが、とにかく動くは動くんですねぇ(笑)
(ホントはリコイル式のハンドスターターなんですけど
インパクトレンチでクランクシャフトを回してます
我ながらナイスアイデアでした)
その2に続く(のか?)