ROKON SCOUT イグニッションコイル交換 その1

↑謎の汎用エンジン用イグニッションコイルの図

エンジンが不動に陥った、ロコン スカウト、
純正部品が手に入らず、ロシアンルーレット的に
中華なソリッドステートイグニッションコイルを
入手して、一か八かの勝負です。

 

↑純正コイル穴位置計測ちうの図
↑穴位置けがきちうの図

当初、純正のコイルが、鉄心とコイル部分だけ分解できる
構造であった為、なにか使えそうな汎用エンジン用の部品を
手に入れて、コイル部分だけ入れ替えて使ってみようという
漠然とした計画でありました。

が、実際に入手できた部品は、鉄心とコイルが樹脂で固められていて
分解出来ませんでした。そもそもコイル部分のサイズが全然デカくて
入れ替えなんてできそうにないし。
が、奇跡的に両サイドの鉄心の幅が良く似ていたので、
穴だけ開け直して使えないか試してみる事に。

 

↑フライスへチャッキングちうの図
↑下穴加工ちうの図

コイルの鉄心の端面を基準にして、
純正の部品の穴位置をコピー。ラッキーな事に
穴を空けたい部分に十分に肉がありました。

 

↑大失敗の図
芯の積層した鉄板がドリルでがまくれ上がった

鉄心は薄い板材を積層してあり、そこにピンのような物が貫通して
ひとまとめになっている構造なのですが、うかつにも加工部分の両脇を
押さえずにドリルで切り込んで行ったら、鉄心をまとめているピンが
浮いたしまったようで、板が次々にめくれ上がって板材同士に隙間が
できてしまいました(笑)

 

↑加工完了~の図
↑新旧比較の図

チャッキングをやり直し、エンドミルで最終的に狙った
楕円に加工。
いやー、ホントに欲しい位置に穴をあけられるような
肉に余裕がある部品でラッキーでした。

 

↑仮組の図
↑テストの画

で、やっとこ取り付けられる穴が開いたところで
実際にエンジンに組み付けてみます。
やっぱりコイルがデカすぎて、周辺部品に干渉します。
クランクシャフト軸方向の位置関係も変わりますので、
その辺りがどう性能に影響するのか...。

それらは、まー、さておき、とりあえず
火花が出るのかテストしてみると、か細いながらも
スパーク確認! お~、タイミングとかどうなっちゃってるのか
良く判りませんが、とにかく動くは動くんですねぇ(笑)
(ホントはリコイル式のハンドスターターなんですけど
インパクトレンチでクランクシャフトを回してます
我ながらナイスアイデアでした)

その2に続く(のか?)

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