鍵が折れたキーシリンダー修理

↑折れた鍵の図

昨日の話ですが、ハスクバーナ 701Enduroのキーがキーシリンダーの
中で折れてしまった♡事件のリカバーです。

 

↑分解の図

中で折れてしまうなどと、由々しき問題が発生したとなると、
男児たるもの、対応せざるを得ないではないですかっ!

で、当初は「キーシンダー分解したら、下側から押してツルっと
出てくるんでないの?」程度に甘く考えていましたが、
そんな構造じゃないかったし、そもそも車体からキーシリンダー外す
時点からかなり難航。
しかも、お客様がお茶をしている間にマッハで作業を終了させないと
イカンというプレッシャー付き。

  

↑キーシリンダー中身拝見の図

お解り頂けるだろうか?

折れたキーの先っちょの断面がNの字型に見えております。
さー、コレをどうやって抜けとおっしゃるのでしょう?

 

↑どんどん削るの図
久々活躍、両頭グラインダー
↑新兵器完成の図

防犯上の観点から、あまり詳しい写真は載せずにおきますが、
そもそもキーシンダーも分解できる構造ではないです。
カシメてある部品をめくりながらようやっと作業できそうな状態に。

出て来たキーシンダーには、折れたキーを挿入口とは反対側から
押せるような穴はありません。側面に組み立て時に使うと思われる穴が
あいており、そこからどうにか残っている鍵の先っちょをホジホジできそう。
何か良い道具は探したましたが見つからず、ステンレスの細い板を削って、
奥へ奥へと突っ込めるようにして行きました。

 

↑出て来た鍵の先っちょの図

マジで久しぶりに泣きそうになりましたが、
どうにか引き抜きに成功!
抜けた時には思わず喜びの舞が♪

 

↑組み上がったシリンダの折れた鍵の図

てな事で、後は組み立てるだけなのですが、
カシメてある部分をじっぺがしまくったので、
組み立てにも一苦労。
さらに、間違えて組み立てられる構造で、電源のオンオフと
ハンドルロックの操作が逆になっちゃったり
(ちょっと押さないと回らない、あの操作)
若干四苦八苦入りましたが、どうにか完成。

さらにはに車体に組み込むのも若干面倒。

朝イチで入れてもらって、昼過ぎにようやっと作業完了。
お客様には大変お待ち頂いてしまいました。

まー、キーセットを買うととんでもない値段だという事が
判ったので、今回の作業を行う価値は十分にあったかと。

 

てな事で、ご用命とあらば、なんでもやってミマッセ。
でも、壊しちゃってら勘弁してネ。
皆様の作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>


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