折れたボルト修理 後半戦

↑攻撃準備完了の図

高圧洗浄機に部品を固定するボルトが折れてしまったので、
その修理です。
折れて残ったボルトにナットを溶接して、工具で回す攻撃は
見事に惨敗に終わり、厳しい戦後処理がまっているのでありました。

 

↑超硬エンドミル攻撃の図
↑センタードリル攻撃の図

幸い、対象物の裏面には、機械加工された面があったので、
フライスに載せるのは超楽チン。
溶接で焼きが入って、バキバキに硬くなったボルトの表面を
超硬エンドミルで一発さらい、穴を開ける刃物が弾かれないように
面を出します。次ぎに、センタードリルで穴開け。

 

↑左巻ドリルの図
↑ボルトに穴開けちうの図

国内ではなかなか売っていないので、海外からお取り寄せ
致しました、伝家の宝刀、左巻ドリル投入~。
コレでキレイに折れたボルトのセンターを抜けると
ボルトが薄くなって母材への食いつきが甘くなり、
ウッカリ回って抜けちゃう事もあるのでアリマス!

が、実際には、ボルトがカチカチになって、バリバリ崩れてしまい、
母材のアルミを食いながら回ってしまい、ヒドイ事に
なってしまいました(汗~)
もう元のサイズのネジに修復するのは厳しくなりました。
賭に負けた者の運命とは、このようなモノなのでありましょう(笑)

  

↑6mmエンドミルで穴掘りちうの図

ドリルに食ったボルトの破片でギタギタになった
写真はスッカリ余裕が無くなって写真が撮れてませんが、
ネジのサイズ一つ大きくする事にして、エンドミルで残った
ボルトごと削り込みました。
ボルトも、先の方はまではバキバキに硬くなってはおらず
案外アッサリと削り取る事に成功。

 

↑タップ完了の図
↑補修材挿入ちうの図
↑尻尾取り除きの図

てな事で、スッタモンダしたものの、なんとかボルト穴
補修材用のネジを切る事が出来まして、補修材を挿入。
ネジのサイズは一つデカくなっちまいましたが、
ネジ穴の修理完了です。

 

↑カバー面出しちうの図

ネジのサイズが変わってしまったので、取付ける
カバーの下穴も拡大せねばなりません。
加工に当たり、カバーの面を掃除しておりますと、
なんだかか歪みまくっている様子。
少々砥石で面を削って、カタカタしない程度にしてから
下穴を拡大してみました。

 

↑ボルト切り出しの図
↑修理完了~の図

最後に新しいボルトを、良き長さに切り出し。
サクッと仮組して作業完了です。

いやぁ、判っちゃいますが、なかなか上手くは行かんモンです。
今回も苦労しちゃったなぁ。

皆様からの作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>




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