昨日、急遽預かる事になった、ホンダ V-TWIN MAGUNAです。
エンジン不動との事で、修理のご依頼です。
弱っていたバッテリーを充電して、まずはムリクリエンジンを
始動してみました。前バンクがまばらにしか燃えないようで、
後ろバンクだけの片肺ですが、ビミョーンにアイドリングします。
ヒョースンの空冷エンジンもそうでしたが、案外片肺で回るのは、
V型2気筒のクランク角が故なのでしょうか?
ともあれ、スパークプラグを外して火が飛んでいるかの確認。
前後共に元気に飛んでますが、前バンク側のプラグキャップの
刺さり具合が怪しさ満点。感電覚悟で押さえながらエンジンを
始動させてみましたが、状況は変わらないので、この問題が
引き金って訳ではなさそうですが、要改善である事は間違い無さそう。
てな事で、フレーム番号とエンジン番号を確認して、どの世代で
あるかを特定します。中古車の場合、割とフレームとエンジンの
世代がバラバラってのはよくあるハナシなので、パーツリストで
その当たりの情報も付き合わせた方が間違い無ぇス。
パーツリストを見つけて、必要であろう部品番号を拾って、
部品商社さんにお願いして見積りと納期の確認をしてもらいました。
予想はしてましたが、オイシイ部品がカナリ廃盤。
ビビるのは、キャブの部品価格スゴい事! 全部揃わないのに、
見積り金額が6万円を超えました(笑) お客さんに報告するだけで
心が折れますわー。工賃もらい辛いわー。
さーココからが大変です。
使えそうな部品をあさって、ホントに使えそうなのか、サイズ等を
現物と照らし合わせながら、購入する品々の選択を進めて行きます。
あー、もう、発狂ししそう(爆)
結局、丸一日かかってめぼしい部品をピックアップ完了。
ただ今、手に入るのかどうかを確認してもらっております。
そして、マグナの部品探しが終わると、お次はチェコから部品の
お取り寄せ。こちらは、オンラインでサクサク発注・決済完了。
ヨーロッパからの荷物は、昨今、有無を言わさず航空便みたいなんで、
上手く行けば10日くらいで割と巨大な荷物が届く事になりそうです。
っちゅー事で、本日は部品手配で一日終わる。作業進まなかったなぁ。
お客さんからは、あまり想像付かない仕事内容かと思いますが、
コレの手間が超ハンパねぇんでございます。
昨今、仕入れの利益もほぼ無いし、この作業も有料化させて頂きます!
(なんで、持ち込み部品、大歓迎です!)