スズキ サベージの作業進行ちう。
昨日のハナシですが、まずは、ヘッドカバーの組み付けから。
フレームをいじってある車両なので、ヘッドカバーがフレームに当たって
しまうので、素直にには外せません。エンジンの着脱がなかなか難儀。
って事で、エンジンを沈めて、ナナメらせると、ギリギリヘッドカバーは
外せる事が判明。
ぶっちゃけ、フレームに載せたまま作業する方が厳しいので、
降ろしてしまいたいのが本音でして、チェーンや配線も、全部フレームと
縁を切ってあるので、あとはヨッコイショでフレームからエンジンを抜くだけ
なのですが、キレイな塗装をギタギタにせずに抜く自信は無いどころか、
どうやって抜いて良いのやら、よく判らん雰囲気。
多分、全体を寝かせて、エンジンを置いて、フレームをヌルヌルんと
滑り込ませる感じでないと厳しいんでないかと思い候。
ってな事で、ヘッドカバーに液体ガスケットを塗る前に、どうやったら
フレームとヘッドの間にヘッドカバーを差し込めるかをシミュレーション。
エンジンを前傾させるべく、なるべくフレームの中に沈め込ませて、
左側に木ッコロを突っ込んでエンジンを右に傾かせると、良いポジションが
見つかりました。
シャレオツなお方の、格好良い服は窮屈なのは仕方ない、というお言葉を
思い出すと同時に、メーカーの設計はエライ、とも思う。
そして、憂鬱な配線の取り回し復元作業。
外れてしまっているナゾの線も含めて、確認しなければ
ならん事がイッパイ。
スパークコイルやデコンプ用のアクチュエータが組まれている
バッテリーのケースも仮置きして、全体像を確認ちう。
追加作業で、スピードメーターにニュートラルの信号を入れて欲しい
というご依頼。ご自身でやろうとしたけど、良く判らんというお話。
まずは、エンジン側のニュートラルセンサーがどうなっているかを確認。
タダのスイッチみたいです。で、お次は組まれているイカした感じの
メーターのメーカーサイトへ行って、取扱い説明書をあさる。
が、ニュートラルの表示については記載が見つからない。
メーターは型番等を読み取れないので、外見からの判断で、違うモデル用を
見ているのかと思い、旧型も含めて散々探すも、それらしきものを
見つけられませんでした。うーん、困った。
メーターから出ている配線を確認すると、見つけた取説とは
色が違うが、配線の数は合っている模様。まー、取り付けた人が
不要な線を取り除いている可能性もありますよねぇ。
いよいよ違うヤツの情報を見ている可能性を疑いましたが、そもそもこの
メーターにニュートラルの表示があるのかを確認するべく、電源を仮配線。
オープニングの表示を何度も見直してみましたが、それらしい表示が
見つかりませんでした。でも、まー、お客さんのご指示だしなぁ。
さて、困りました。
てな事で、お客さんに確認を取る事にして、一旦作業を中断。
毎度の事ですが、なかなかサラリとイカンですなぁ。
(ま、その分は、ちゃんと頂きますので、全然OKですが(笑))