TOYOTA GR YARIS フロントホイルキャンバー調整

↑偏心ボルトの構造確認ちうの図

トヨタのGRヤリス、ちょっち太いホイルを履かせちゃったので、
収まり調整でフロントホイルのキャンバー角の変更したいとの事で、
作業のお手伝いです。

 

↑作業現場の図

クルマの足の調整なんぞ、やらせてもらう機会はそうそう
ありませんので、大変楽しい♡

ナックルの取付け角を調整するのに、ストラットとの
組み付け部の2本のボルトを利用し、上側のボルトを偏心させ、
その挿入角度を調整する事により、目的の角度にセットする、
という事のようです。
はじめはサッパリでしたが、分解してモノを確認して納得です(笑)

 

↑ハブの機械加工面の角度計測ちうの図
↑固定ちうの図

当初、どうやって調整するんだべぇと漠然と考えてましたが、
ハブ周辺で動きそうにない面を見つけ、数回角度を計測してみると、
案外計測値に再現性が高い事が確認できたので、その数字を基準に
作業する事ができました。

調整の基準は、あくまでも現状の角度で、そこから1度内側へ
倒す方向に調整しました。果たして、なんの基準も無い所から
角度を設定するとなると、どうして良いものか悩みますよねぇ。
クルマの基準になる平面は何処にあるんでしょう。

てな事で、段取りが解れば、単純な作業でして、後半戦の反対側は
超マッハで終わりました。諸々条件を出すまでに時間かかるんですよねぇ。

 

↑タイヤ組み替えちうの図
↑新兵器初実戦投入の図
↑使用イメージの図
↑バランス調整完了~の図

そして、最後の最後で、思わぬ作業ミス発覚。
ちょっと前にウチで組ませてもらったタイヤですが、
一本回転方向が逆でした(笑) えぇ、自信満々で間違えました。
責任を持って修正させて頂きます。申し訳ございません。<(_ _)>

そして、最近はイマドキの大径ペラペラタイヤに苦戦を強いられて
おりましたので、先日新兵器を投入しておりまして、実戦初投入。
今までの苦労が何だったのだろうか、と思わずには居られない程
マッハで作業は進むのでありました。品物に傷付けるリスクも激減で、
目から鱗でございますよ。自作木製SSTの時代は終わりました(笑)
18インチの35扁平、恐るるに足らず! ウチの旧式チェンジャーでも
結構イケます。いやぁ、やっぱし、この仕事は道具ですねぇ。

てな事で、作業目と作業後の写真は撮り忘れましたが、見事ホイルは
フェンダの中に収まり、オーナーさんの本懐を遂げる事ができました。
たった1度の差なんですけどねぇ。

あー、面白かった。

皆様からの作業ご用命をお待ちしております。

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