先日お預かりした発電機の修理見積りを作製すべく各部の確認作業。
当初、新品で一度もエンジンをかけてないのでは?
というお話で、割れてしまっているプラグキャップを交換すれば
良いんでないか?というお話も頂いていたのですが、そんな事は
ないようでした。
スパークプラグは、親の敵ですか?ってくらい鬼のように
締め付けられており、ガスケットはペチャンコ。
(4stエンジンのヘッドは、プラグのネジのオーバートルクで
アッサリ歪むので、緩まない程度にサラッと締めましょう♪)
エンジンオイルも結構汚れており、少なくとも、しばらくは
使われた形跡がありました。
で、キャブレターに燃料を落としてみるべーって事で、
外部タンクを接続すべく、燃料コックからホースを抜こうと
したら、ホースが刺さっていたパイプごと抜けちゃいました(笑)
で、イザ燃料を落としてみて、フロートチャンバーに燃料が
落ちません。どうやらバルブが固着している模様。
軽くエアガンで圧をかけると、開通はしましたが、当然
バルブは締まらず、燃料はオーバーフロー。
キャブレターの整備が必要なのは確定です。
その他、ハンドスターターのヒモが結構ヤバい事になっていて
引くとカスが飛び散りまくりまして、おそらく切れる5秒前って
感じです。
エアクリーナーエレメントも、かなり怪しい感じ。
てな事で、ひとまず使えそうな感じにする為の部品を積み上げると、
そこそこ量になって金額もそれなりに。
やっぱり工賃は頂かねばなりませんので、合計すると当初の予算を
アッサリとオーバー。
報告の結果、修理は断念というご判断を頂きました。
まー、そんなモンですよねぇ。
イマドキの発電機、割と安価で、性能良さそうだし。
皆さまからの作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>